何にストレスを受けるかは人それぞれ
何に対してストレスを感じるかは人それぞれだが、一般的に「食事」「風呂」「シャワー」「飲酒」などの行為でもストレスは一時的に高くなる。飲酒はそのあと長引くが、「食事」「風呂」「シャワー」などによるストレスは比較的一時的なものだ。「風呂」や「シャワー」はそのとのリラックスにもつながるにも、このストレスは必ずしも悪いことではない。
大切なのは、ストレスをモニタリングして、自分が「何」に対してストレスを感じているのかを知ることだ。意外と、自分が何にストレスを感じているのか、自分が一番良くわかっていないものだ。スマートウォッチによる客観的な計測をもって自分をよく知ること、ビジネスマンの健康はこうしたところから見ていくこともできるのだ。
ストレスを減らす方法
ストレスを受ける「何」が人それぞれであるように、ストレスを減らす「何か」も人それぞれだ。モニタリングを通じて、どんな時に最もストレスが低くなるのかを調べ、それを活用していくのがベストな方法となる。
ストレスをとる最良の方法は質の高い「睡眠」を取ることだが、これ以外にも一般的に次の行動はストレスを低減すると考えられている。
- 軽いウォーキングをする
- リラックスを促す呼吸法を行う
- 好きな音楽を効いてリラックスする
- シャワーやお風呂でリラックスする
特に仕事中や移動中などにちょっとしたリラックスを実施したい場合など、こうした方法が役立つと思う。これもスマートウォッチでストレスモニタリングを行い、自分にとってどの方法が効果があるのか調べて活用していこう。
おまけ:スマートウォッチはどうやってストレスを調べている?
スマートウォッチは主に心拍変動(HRV: Heart Rate Variability)からストレスを推測している。
ストレスと心臓の動きには関連があることがわかっており、ストレスが高い状態は心拍変動が低いことが多い。逆に、ストレスを受けていない、または、ストレスに強くなってストレスを感じないようになると心拍変動が高くなると言われている。心拍数の高低も関連している。このように心拍を調べることで本人がどの程度のストレスを感じているかを推測している。
スマートウォッチは24時間365日心拍の計測を行うデバイスだ。このため、スマートウォッチはストレスモニタリングと相性がよい。特に長期にわたってスマートウォッチを装着してデータの計測を続けるほど、心拍変動を追い続けることができ、ストレスに対してどのように心身が反応しているかを正確に推測できるようになると考えられている。