仕事をする分には十分に快適な空間
いよいよ入室です。BOXの中は次の写真のようになっています。たたみ1畳よりもひと回り広いくらいの空間で、椅子と机以外には何もないシンプルな作りです。
少なくとも、筆者が利用したBOXはオートロックではありませんでした。入室したら内側から忘れずに施錠しましょう。
机は、ノートPCを2~3台並べられるくらいの十分なスペースがあります。モバイルディスプレイやタブレットなどを併用する場合でも、狭くて作業の邪魔になるといったことはなさそうです。
電源は、AC電源が2口と、Type-AのUSBプラグが2口ありました。このあたりの細かな仕様はBOXによって多少異なる可能性はあります。
気になるWi-Fiの回線速度ですが、カフェなどの一般的な公衆Wi-Fiに比べれば十分に高速で、普通に仕事をする分には問題なさそうです。
このとき、筆者はZoom会議に利用しましたが、特にネット回線によるストレスは感じませんでした。
次の写真は、椅子を目一杯後ろに引いた状態で、ちょうど目線の位置から撮影したものです。身長170cmの筆者であれば、椅子にもたれかかって足を組んで座るくらいの余裕はありました。机の下も十分な空間があるので、特に窮屈には感じませんでした。
RemoteworkBOXは、BOXごとに換気扇と火災感知器、そして写真には写っていませんがスプリンクラーが設置されています。個室型の作業スペースではぜひチェックしておきたい項目です。
壁には小さなハンガーラックが付いていましたが、これは正直もう少し大きいものは欲しいと思いました。また冬場はコートなども掛けたいので、ハンガーも付属していれば嬉しかったと思います。
気になる防音性については、筆者が利用したときはちょうどすぐ隣のBOXも使用中だったようですが、特に音や声が漏れて聞こえてくるようなことはありませんでした。また、商業施設の一角に設置されているBOXでしたが、イヤホンをしなくても外部の音が気になるということはなく、快適に仕事をすることができました。
なお、RemoteworkBOXは食べ物や飲み物を持ち込んで飲食してもOKとのことです。
チェックアウトもスマートフォンで
利用を終了したい場合は、BOXから出て、チェックインのときに使用したWebサイトの「キーボックス」のページで[チェックアウト]ボタンを押すだけです。
まとめ
RemoteworkBOXはたたみ1畳ほどのスペースとはいえ、外部からは完全に遮断されたプライベートな空間になっており、仕事の環境としては非常に快適に利用することができました。換気も十分に効いているようで、圧迫感のようなものは感じませんでした。
予約システムも直感的で簡単に利用できます。15分単位で利用できるのも、移動の合間などに気軽に利用できるので嬉しい点です。ただし、必ず開始時間と終了時間を決定してから予約する必要があり、後から利用時間を短縮することができないので、作業が終わる時間の見込みが立っていないときはちょっと不便に感じるかもしれません。
テレキューブなどの大手に比べてまだ設置拠点数が少ないのも気になるところですが、比較的利用料金が安めに設定されているので、リモートワーク拠点の選択肢の一に加えておきたいサービスだと感じました。