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【答え】アンフィニ「RX-7」(FD3S)の「4型」
RX-7(FD3S)は1991年12月から2003年4月にかけて販売されていた最後のRX-7です。正確には、1997年10月まで販売されていたモデルが「アンフィニRX-7」、それ以降に販売されていたモデルが「マツダRX-7」になります。このことは今回のクイズに大きく関係してきますので、覚えておいてください。
早速、今回のクイズの答えであるアンフィニRX-7の「4型」について解説していきたいと思います。
今回の車両は、「4型」の1番の特徴ともいえるリアスポイラーが社外パーツに交換されているため、とてもわかりづらかったと思います。しかし、実は「4型」にはもうひとつ特徴があります。それは、「4型」から採用が始まった丸型3連のテールランプです。
ただ、これだけだと「5型」もしくは最後の「6型」の可能性もありますので、断定することができません。そのため、もうひとつ、このクルマが「4型」であることがわかるアイテムを見つける必要があります。
ここで先ほどのアンフィニの話しが出てくるわけです。「4型」の販売期間は1996年1月から1999年1月まででした。つまり、丸型3連のテールランプにアンフィニのエンブレムという組み合わせであれば、そのRX-7(FD3S)は「4型」だといえるのです!
写真の車両は、ぎりぎりアンフィニの1997年8月登録です。RX-7のエンブレムの下にはアンフィニのエンブレムが貼ってあります。「4型」にはマツダRX-7も存在するため、とてもピンポイントなクイズだったといえるでしょう。
車両の紹介もさせていただきます。この車両の一番の魅力は、走行距離8万kmの時に載せ替えられたナイトスポーツ製のリビルトエンジンです。今およそ8.7万kmですので、エンジンだけは新車とさほど変わらないということになります。
リビルトエンジンとは、消耗部品を新品に交換するなどした上で、全ていちから組み上げられたエンジンです。中古エンジンではあるものの、新品エンジンと同等もしくはそれ以上の品質や性能を持ち、さらには新品よりも安く手に入れることができます。
RX-7が搭載するロータリーエンジンは、レシプロエンジンに比べて耐久性が劣るため、リビルトエンジンが多く出回っています。このことは一見するとデメリットのように感じるかもしれませんが、同じ時期に販売されていたスポーツカーは年を追うごとにエンジンの入手がどんどん難しくなっているため、今ではかえってメリットになっています。
例えば以前のクイズで取り上げた「S15シルビア」などは、シリンダーブロック・シリンダーヘッド共にメーカーからの供給が終了しており、現存するものを大事に使用していくことくらいしか維持する方法がなくなってきています。
なお、今回のクイズで取り上げたアンフィニRX-7は「ガレージカレント直販センタ」にて購入できます。
ガレージカレント直販センタは「旧車王」の運営元であるカレント自動車株式会社が展開する販売店のひとつです。国産スポーツカーを中心としたネオクラシック名車の専門店で、お客様から買い取ったばかりの新鮮なおクルマをリーズナブルな価格でご提供しています。
それでは、次回をお楽しみに!
監修: 旧車王(https://www.qsha-oh.com/)
「旧車王」は20年以上の実績を誇る、全国出張型の旧車専門の買取サービスです。スポーツカーや特殊なモデル、希少車も多く取扱っております。旧車王の特徴は、お客様の愛車を査定ではなく「鑑定」し、高価買取を実現していることです。「鑑定」とは、年式や走行距離、グレードだけでなく、機関系の状態や足回りの状態、下回りの錆やステアリングの状態、車台番号とエンジン番号の確認などさまざまな情報をもとに旧車の価値を見極めることです。また、車輌そのものの状態だけではなく、お客様の愛車に対する想いまでを汲み取り、買取金額に反映いたします。大事なおクルマを責任をもってお預かりし、長い歴史が刻まれた旧車を「自動車文化遺産」として次世代へつないでいくため、次のオーナー様へと橋渡ししております。