問題をおさらい!

  • 左上のテールランプは何代目スカイラインのもの? という問題でした

正解はこちら!

【答え】4代目C110型スカイライン

写真左上は4代目C110型スカイライン(1972年~1977年)のテールランプです。伝統の丸型4灯式は同モデルから始まりました。

  • 日産4代目C110型スカイライン(1972年~1977年)
  • 日産4代目C110型スカイライン(1972年~1977年)
  • 4代目C110型スカイライン(1972年~1977年)。「ハコスカ」「愛のスカイライン」の通称を持っていた3代目C10型から打って変わって、C110型のハードトップは流麗なファストバックスタイルとなり、CMの効果もあって「ケンとメリーのスカイライン」(ケンメリ)と呼ばれました。写真の「2000GT」が搭載したのはL20型2.0L直列6気筒SOHCエンジンでした

写真中央上は5代目C210型スカイライン(1977年~1981年)のテールランプです。同モデルでボディははっきりとした直線基調となり、ヘッドライトは角形2灯式に。一方のテールランプは丸型4灯式を継承しました。

  • 日産5代目C210型スカイライン(1977年~1981年)
  • 日産5代目C210型スカイライン(1977年~1981年)
  • 日産5代目C210型スカイライン(1977年~1981年)
  • 5代目C210型スカイライン(1977年~1981年)。高性能モデルの「2000GTターボモデル」が搭載するのはL20ET型2.0L直6SOHCターボエンジンで、最高出力145PS/最大トルク21.0kgmを発生しました。ブラックボディにゴールドのサイドストライプと同じゴールドに塗られた伊カンパニョーロ製マグネシウムホイールが光る写真の2ドアハードトップは、テレビドラマ『西部警察』で大門団長が運転していた「マシンX」仕様。ナンバープレートの「97-35」は、ドラマに登場したモデルと同じ数字になっていました

写真右上は7代目R31型スカイライン(1985年~1990年)のテールランプです。7代目であることから「セブンススカイライン」と呼ばれましたが、デビュー当初は4ドアのセダンとハードトップのみで人気が上がらず、1年後に2ドアクーペのGTSシリーズが追加されました。

  • 日産7代目R31型スカイライン(1985年~1990年)
  • 日産7代目R31型スカイライン(1985年~1990年)
  • 7代目R31型スカイライン(1985年~1990年)。写真はエンジンや足回りをオーテックジャパンが独自にチューニングした200台限定のR31改スカイラインGTSオーテックバージョンで、ツインカム24バルブターボエンジンの最高出力210PSを誇ったモデルです

写真左下は8代目R32型スカイライン(1989年~1993年)のテールランプです。R32といえば先代KPGC110型から16年ぶりに復活した「GT-R」のBNR32型(280PS/36.0kgmを発生するRB26DETT型エンジン搭載)が有名ですが、写真は4ドアスポーツセダンのGTS-4をベースにチューニングを施した「オーテックバージョン」です。

  • 日産8代目R32型スカイライン(1989年~1993年)
  • 日産8代目R32型スカイライン(1989年~1993年)
  • 8代目R32型スカイライン(1989年~1993年)。搭載するのはGT-R用のRB26DETT型のターボを廃してNA化し、鍛造ピストンや高回転型カムシャフトを組み込んだRB26DE型エンジンで、動力性能は最高出力220PS、最大トルク25.0kgmとなっています。トランスミッションは4速ATを採用しています

写真中央下は9代目R33型スカイライン(1993年~1998年)のテールランプです。写真はスカイライン誕生40周年を記念して1998年に登場した「スカイラインGT-Rオーテックバージョン40th ANNIVERSARY」をベースとし、神奈川県警第二交通機動隊に納入されたパトロールカー。型式は「BCNR33改」となっています。

  • 日産9代目R33型スカイライン(1993年~1998年)
  • 日産9代目R33型スカイライン(1993年~1998年)
  • 日産9代目R33型スカイライン(1993年~1998年)
  • 9代目R33型スカイライン(1993年~1998年)ベースのパトカー。搭載するRB26DETTエンジンは最高出力280PS、最大トルク37.5kgmを発揮。前後ブリスターフェンダー付きの4ドア、座席は4座ともバケットタイプ、ブレーキにはBrembo製キャリパーを採用するなど、ハイスペックな仕上がりになっています。当時は2ドアのGT-Rも存在していたようですが、4ドアモデルの方が違反者や被疑者を後席に乗せやすいなど警察車両としての使い勝手に優れていたため、今でも現役で活躍しています

写真右下はR35型GT-R(2007年~2025年予定)の最新NISMOモデルのテールランプです。

  • 日産R35型GT-R(2007年~2025年予定)
  • 日産R35型GT-R(2007年~2025年予定)
  • R35型GT-R(2007年~2025年予定)。GT-Rは11代目V35以降のスカイラインとは全く別系統になっているのはご存知の通り。搭載する3.8LのVR38DETT型V6ツインターボエンジンは、初期モデルで最高出力480PS、最大トルク588Nmを発生します。写真の最新NISMOモデルは600PS/652Nmまでスープアップされています。日本の量産モデルで300km/hが出せるのは唯一このモデルだけで、価格もスーパーカー並みの3,000万円近くになっています

それでは、次回をお楽しみに!