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【答え】R33型スカイラインGT-R 4ドアパトカー
答えは神奈川県警第二交通機動隊に所属する1998年式「R33型GT-R」のパトカーでした。
ベースモデルとなったのは、スカイライン誕生40周年を記念してリリースされた「スカイラインGT-R オーテックバージョン40th ANNIVERSARY」です。2ドアのBCNR33型GT-Rに4ドアボディを換装したスペシャルモデルでした。
GT-Rパトカーのエクステリアは、覆面パトカーによく使われるオートカバーの前面警光灯と、高速走行中に虫や飛散物からフロントガラスを守る透明なバグガード(今では法規上、取り付けができなくなりました)がボンネット上に取り付けられていて迫力満点。迫力といえば、2ドアのブリスターフェンダーを4ドアモデルにも装着するため、後ろのドアとフェンダー部分が新たに設計した専用品となっています。
太い245/45ZR17サイズのダンロップ「ル・マンV」タイヤを取り付けたホイールの奥には、ベンチレーテッドディスクブレーキに装着した「Brembo」製キャリパーが控えめにのぞいています。ハイスピードでの走行を支える強力なストッピングパワーを発揮するパーツです。
インテリアは登場から26年目であるにも関わらず状態良好。前後バケットシートの4人乗りで、180km/hスケールのスピードメーターと10,000rpmまで刻まれたタコメーター、ダッシュボード上に移設した3連メーター(フロントトルク、油温、ブースト圧を表示)などが高性能モデルであることを主張しています。ダッシュセンターや助手席前には、無線機やマイク、サイレン、ストップメーターなど警察車両らしい装備がびっしり。
導入当時、神奈川県警のパトカーとしては2ドアのGT-Rやトヨタ自動車「ソアラ・ツインカムターボ」があったようですが、やはりパトカーとして2ドアモデルは使い勝手が悪く、4ドアのこのモデルが重宝されたとのことです。後席も2座の深いバケットタイプになっていて、1度は座ってみたい気もしますが、取り締まりを受けてここに座るのはやはり遠慮したいところ。バックミラーに赤色灯がついたこのパトカーの顔が映ったら絶対に逃げきれないので、すぐに停車してください!
それでは、次回をお楽しみに!