■初めてでも"熊本ツウ"気分を味わえる無料ツアー

  • 案内料金は無料。一人からでもOKの無料ツアー「城下マチさるく」

「OMO5熊本」に来たら、OMOレンジャーと一緒にお散歩を楽しむ「城下マチさるく」に参加しない手はありません。「城下マチさるく」は、チェックアウト後の毎日11時から開催。OMOレンジャーがおすすめのお店を教えてくれるから、ランチやティータイムのお店選びにも役立ちます。

……ということで、今回はOMOレンジャーの八尾さんと一緒にお散歩へいざ出発!

  • きれいに整備されて歩きやすい上通り

ツアーのキーワードは「わさもん」。これは、新しいもの好きな熊本県民の気質を表す言葉。ツアー中は「わさもん」になったつもりで、街歩きを楽しみましょう。

まず向かったのは、交差点を渡った先にある巨大アーケード「上通り」。天井の高さと幅の広さに驚くはず。「上通り」は西日本最大級のアーケードで、全長360m・幅11m。両脇には新旧混ざりあったお店が軒を連ねています。

  • 熊本の歴史を感じられる「舒文堂河島書店(じょぶんどうかわしましょてん)」

今はネットで本が買えたり、電子書籍化が急激に進む時代。でも、ここを歩いていると本屋さんが多いのに気づきます。

「さて、ここでクイズです。この古書店とゆかりが深い明治の文豪は誰でしょう?」と八尾さん。

う~ん……と悩んでいたら、ヒントは「ニャ~オです」と教えてくれました。そう! 正解は「夏目漱石」。実はこちらは夏目漱石御用達の古書店なんです。初代・河島又次郎さんは、「吾輩は猫である」に出てくる登場人物のモデルになったのだとか。

  • 県外から買いにくる人もいるほど人気の古着屋さん「BIG TIME」

八尾さんによると、1970年代の熊本はファッションのトレンド発信地。東京よりも神戸の元町よりも早く、ポールスミスの日本のフランチャイズ1号店ができたのは熊本なんだとか。そんな熊本には、今もおしゃれで安い古着屋がいっぱいです!

  • 幾多の激動の歴史を乗り越えてきた、熊本の街を見守る「汗かき地蔵」

このあと、ディープなお店が集まる「上乃裏通り」を案内してもらいながら、「OMO5熊本」から一番近いパワースポット「手取天満宮」へやってきました。通常なら御本殿に参拝して帰る……はずですが、OMOのツアーはひと味違います。

八尾さんが「こちらへどうぞ」と手招きしたのは、手取天満宮の一角にある「汗かき地蔵堂」。

「えっ、なぜお地蔵様が汗をかくの?」と思いますよね。「汗かき地蔵堂」の由来は、熊本の街に大変なことが起こりそうなると阿弥陀如来様が汗をかいたように石碑が濡れ、人々へ予告したことから、この名前がつけられたのだとか。なんだかミステリアスでわくわくしますよね!

  • 大きな玉の前で、ツアーは終了

続いて訪れたのが、渋谷で言う「ハチ公」的な存在の丸くて大きな玉の前。通称「パル玉」と呼ばれ、もともとはPARCO前にありました。現在も「HAB@」前にあり、待ち合わせスポットとして親しまれています。

この玉、305kgもあるそうですが、ちょっと触るだけで簡単にクルクル回るから不思議! これほど重い玉が回る理由は、水圧がかかっているから。ちなみに、この水は阿蘇から長い年月をかけて湧出した湧き水。まさに水都・熊本を象徴するアイテムと言えますね。

玉の横に立つ、八尾さんの「この待ち合わせ場所のようにみなさんが集う場所になれるよう、がんばっていきたいと思います」という言葉でツアーは終わり。目からウロコの連続で、とっても充実したツアーでした!

  • OMOベースで夕方5時から6時まで開催する「くまもとGo-KINJO BAR」

ほかにも、お酒好きの方におすすめしたいのが「くまもとGo-KINJO BAR」。こちらは熊本生まれのカクテルを日替わりで試飲できるイベント。誰でも無料で参加でき、その日の気分でお気に入りのお酒を見つけられます。

あまり知られていませんが、熊本は100軒以上もバーがある"バーのメッカ"。ここで新しい世界に触れ、バーデビューしてみるも良いかもしれません。

  • OMOオリジナルのランタンが灯るテラスで1杯

ただ、バーへ繰り出すのはちょっと……という方は、ぜひ夜のOMOカフェへ足を運んでみましょう。夜はライトアップされて、昼間とはガラッと雰囲気が変わります。街の夜景が美しい夜の時間帯は、非日常感が何倍にもアップ。夜景とおいしいお酒に、ほろ酔い気分を味わうのも良いかもしれません。

ちなみに女性におすすめの一杯は、熊本生まれのクラフトジン「BEAR'S BOOK」。さっぱりとした口当たりで、あっさり飲みやすいのが魅力です。

■ここでしか食べられないフワフワ絶品朝ごはん

  • メイン1品にサラダ、スープ、フリードリンクがついた朝食セット

ビュッフェスタイルの朝食を提供するホテルが多い中、「OMO5熊本」では、選べるメインの朝食セットを5種類も用意しています。

今回、筆者は熊本名物"からし蓮根"に着想を得た「ホワイトシチューのキューブトースト れんこんマスタード」をチョイス。ふわっふわのパンを割ると、中からとろ~とシチューがとろけだし、辛味がきいたサクサクの蓮根フライが良いアクセントに。ボリュームがあって1日の始まりにはぴったりな朝ごはんでした!

  • OMOベースのご近所MAPに掲載されていた「お好み焼き 大文字」のくまもんグルメが可愛すぎた…

ホテルの快適さに"ときめき"をプラスした「OMO5熊本」。観光客が楽しめるのはもちろんのこと、ビジネス利用で泊まれば、お仕事終わりのバケーションを最大限満喫できるでしょう。

■Information
OMO5熊本 by 星野リゾート
【場所】熊本県熊本市中央区手取本町5-1