1914年に軽井沢で温泉旅館を開業し、2023年で109年の歴史を数える星野リゾート。「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」のサブブランドを展開しています。今回はそんな新しいわくわくを生み出し続ける星野リゾートに注目! 今こそチェックしたい話題の施設を深掘りしていきます。
第19回目は、4月に熊本市の中心部にオープンした「OMO5熊本(おも)by 星野リゾート」。こちらは、商業施設「HAB@」の中に入っており、4F~11Fが宿泊者専用フロア、3Fは誰でも利用できるカフェになっています。
今回のように星野リゾートの施設が、商業施設内に新規開業するのは初めてのこと! おしゃれでリーズナブルでアクセス抜群。旅の楽しさが倍増する"ハイコスパホテル"を早速みていきましょう。
■どこへ行くにも便利な街の中心部にオープン
熊本城のお膝元・熊本市中央区は、いつも観光客や地元の人であふれかえっているアツいエリア。宿泊施設は数多くありますが、ハイコスパ&快適ステイなら「OMO5熊本」がおすすめです。
アクセスは熊本駅から路面電車で約17分、「通町筋」下車してすぐ。熊本屈指の商店街「上通(かみとおり)」と「下通(しもとおり)」の間にあり、あちこち行くのに便利なホテルです。
フロア構成は、B1F~2FがPARCOの新業態商業施設「HAB@」、3F~11Fが星野リゾートの「OMO5熊本」になっています。ホテルへは、エレベーター・エスカレーター、どちらでも行けるので好きな方を利用しましょう。
熊本初進出の人気店やおいしそうなお店をチェックしながら、エスカレーターに乗っていると、あっという間に「OMO5熊本」に到着です。ショッピングやグルメを楽しみながら星野リゾートへ行けちゃうなんてかなり新鮮。これまでにないスタイルで、星野リゾートマニアの筆者もビックリです!
■わくわくと癒やしがあふれる3Fフロア
3Fは開放的で明るい大空間! 観光の拠点になる共有スペース「OMOベース」と、誰でも利用OKの「OMOカフェ」がシームレスにつながっています。
ここに来たら何気なく飾られている、壁面のアートにも注目してみて。こちらは、油絵作家の松永健志さんによる作品。QRコードを読み込むと、作品にまつわる「熊本の良いもの」を紹介したムービーに飛ぶ仕掛けが!
階段を上った先には、木のぬくもりを感じるカフェスペースがあります。ところどころにある植物が居心地の良さを演出。街歩きの合間にほっとひと息つくのにぴったりな落ち着く空間です。
外に出ると、高低差がある「凸凹(でこぼこ)テラス」へとつながります。凹んだ席は、おこもり感があって、じっくり語り合うのに最適。一方、凸の席はゆったり座りながら、熊本城を眺められます。お城を下から見上げることはあっても、この高さで眺められるのは珍しい!
観光客はもちろん地元の人が「あ、熊本城だ!!」と言いながら、楽しそうに写真を撮っている姿が印象的。ここは居心地の良い空気に包まれて、非日常のときめきも味わえる"熊本の新名所"です。
「凸凹テラス」には、季節のお花やハーブが咲くガーデンも。風に揺れる草花を眺めながら、日常を忘れてボ~っと過ごせば、きっとリフレッシュできるはず。ビジネス利用のゲストも良い気分転換になります。
そして、もうひとつ特徴的なのが、熊本地震で被災したお城の瓦がプランターやランプに再利用されていること。小さなところまで注目してみると、お城を身近に感じられますよ。
■便利&快適がそろう8タイプの客室
「OMO5熊本」の客室は全160室8タイプ。中でも「ありそうでなかった」のが、円卓をイメージしたテーブルをベッド間に配した「えんたくルーム」。
親子や恋人同士ならベッドがぴったりくっついていても問題ありませんが、友だちとなら眠るときは少し距離がほしいですよね。この部屋だと、テーブルが自然と適度な距離感をキープ。ツインベッドでも、お互い気をつかわずに過ごせます。
また全客室、トイレとは独立したお風呂がついているのも嬉しいポイント。入浴するときは、ロビーラウンジで販売している熊本八代育ちの柑橘類「晩白柚(ばんぺいゆ)」の入浴剤をぜひ入れてみて。甘酸っぱい、さわやかな香りに心が癒やされます。
こちらは大人も子どもも、わくわくしながら過ごせる「やぐらルーム」。限られたスペースを最大限に活かした"秘密基地"のような造り。靴を脱いで過ごせる畳張りで、足元から癒やしを感じられます。
そして、お部屋にドラム式洗濯機やミニキッチンがついた「OMOハウス」は、連泊して熊本をじっくり観光するのにもってこい。この部屋のみ寝室が2か所に分かれており、男女のグループ旅行や2家族での旅行に最適です。