体験談2:シングルマザー歴3年、Uさん

8年の別居から裁判で離婚成立

大学生と高校生の男の子2人。受験のときの願書や奨学金の手続きなどは大変でしたが、先日無事、給付型の奨学金が認められました。

  • 子連れ離婚とひとり親家庭の生活 - みんなの体験談【1】

    夫から突然の決別宣言、その裏には……

1. いきなり「実家に帰れ」と言われ、証拠探しからスタート

結婚当初から、夫婦生活で「何かが違う」とは思いながらも、自分がモラハラ夫の洗脳を受け続けているとはまったく気が付きませんでした。そして結婚10年目、いきなり「子どもを連れて実家に帰れ」と言われたのです。そのことをママ友に相談すると、「絶対女がいるよ」との言葉が……。

それから証拠探しが始まり、元夫のパソコンの中を見て、不倫をしていることがわかりました。その後、不倫女性との調停で慰謝料が認められ、夫には婚姻費用を請求しましたが、不払い、遅延を繰り返してきました。そして、子どもが中学進学時に婚姻費用増額調停を起こしました。

2. 生活費と教育費をまとめて、標準の婚姻費用より高く

婚姻費用増額調停のときは、専門家に相談しながら生活費、教育費にかかるお金をエクセルでまとめました。この資料のおかげで、標準の婚姻費用よりも高い額にすることができました。

その後、元夫から長期間の別居を理由に離婚調停を起こされ裁判になり、2年間の争いの結果、養育費、解決金、年金分割、面会交流すべて私が提示した内容で調停離婚が成立。年金分割も、調停までに年金事務所に行き、年金の情報をすべて数字で出してもらっていたので、調停のその日にすっきりと離婚が成立しました。

3. 離婚してよかったこと

離婚前に実家に戻り、子どもたちと暮らすためにまずはパートから始めました。今はフルタイムの事務として働いています。離婚してよかったことは、子どもの奨学金の申請がスムーズにできて、支給認定されたことです。

離婚成立までに8年もかかってしまいましたが、モラハラ夫の顔色をうかがいながら生活しなくてもいいという点も、よかったと思います。現在は、ファイナンシャルプランナーの勉強をしています。