【答え】△(半分正解)
CD(コンパクトディスク)は、レコードに代わる新しいデジタルオーディオディスクとして、ソニーとフィリップスによって共同開発され、1982年に商品化されました。
当時、フィリップスは光学方式のビデオディスクを手がけており、ソニーはデジタルオーディオ信号処理技術を開発していました。1979年、ソニーとフィリップスが手を組み、CDの共同開発に着手。
音質に関わる量子化ビット数や、収録時間、ディスクの直径など規格化に関してさまざまな議論が行われましたが、最終的にサンプリング周波数44.1kz、量子化ビット数は16bitで決定。また、ベートーベンの交響曲「第9番」をすべて収録できるよう、収録時間は最大74分42秒、サイズは直径12cmで規格化されました。
こうしてできたCDを再生するための、世界初のCDプレーヤー「CDP-101」はソニーが開発。1982年10月に発売されましたが、価格は16万8,000円と一般消費者向けの商品としては高額でした。その後、より小さなCDプレーヤーを目指して開発が続けられ、1984年11月にはCDケース4枚分の厚さに収めた世界初のポータブルCDプレーヤー「D-50」(4万9,800円)が発売されています。