4月1日は「エイプリルフール」。1年でこの日だけは、嘘をついても許されるというユニークな風習だ。エイプリルフールの起源は不明で、習慣化された時期もわかってはいないらしい。
ただ、その成立の過程はさておき、このエイプリルフールに罪のない嘘をついて、多いの楽しみたいと思っている人もいるかもしれない。
そこで全3回の最終回となる今回は、エイプリルフールをテーマに、マイナビニュース会員が過去についた最大の「嘘」や「隠し事」について聞いてみた。第今回は、「仕事・金銭関係編」をお届けしたい。
Q.過去についた、【仕事】における最大の嘘はなに?
マイナビニュース会員にきいた【仕事】における最大の「噓」について、その結果は下記の通り。
Q.過去についた【仕事】における最大の「噓」について、その内容を具体的にお知らせください
男性/39歳
異性の上司とオフィスでカラダの関係を持ち、交際を迫られたが、同じ職場に婚約者がいると嘘をついて断った。しかし、その後もセックスだけもと要求され、応じていた男性/56歳
コロナにかかっていたが上司にはかかっていないと言い、会社に出社したところ集団感染を引き起こし、クラスターになった男性/54歳
取引先に行く時は電車を途中下車して目的地まで歩き、その分を嘘の請求書を作っている。浮いたお金で同僚との飲み代へ女性/50歳
在宅ワークには縛りや管理が何もないため、買い物に出かけたり医者に出かけたりで3時間くらい在宅していないことは、よくやっていること。たまたま急用で会社から電話がかかってきたときには、外とわからない静かな建物や化粧ルームに移動して、さも家にいるように話す男性/62歳
仕事に対するモチベーション、やる気が非常に下がり、ほとんど鬱になっていた時期があり、一週間ぐらい休んでしまった。その理由として職場には、休日の旅行先で急病になって入院したと嘘を言ってしまった。旅行も急病も嘘で、本当は家にいた男性/48歳
周りが円滑に行くためならばと、虚偽を躊躇なく語る事はままあります。許される範囲内に限定しているつもりでおります男性/58歳
仕事に役立つ資格を持っているが、それを言うと仕事を山ほどふられるので黙っている男性/39歳
入社するときに職歴を誤魔化していて、今でも誤魔化し続けている。バレないとは思うが、バレたときはどうしようといつもはらはらしながら働いている。ちょっとした呼び出しでも、「あークビだ」と思いながら顔を出す男性/52歳
経理の仕事をしています。予算作成の際、行いの悪い支店を改めさせるために本当は100万円の損失を300万円と言い、びびらせたこと男性/53歳
仕事で大きな失敗をしてしまったことを、上司や他の社員に隠しています。大事な製品に他の不純物を混入させてしまい、会社の信用にかかわる事態になるところを闇に隠して、嘘をついてしまいました男性/71歳
仕事上で失敗し、1,000万円以上の損失を出した。上司等には100万円程度の損と報告し、差額は2年程度かけて秘密裏に経理上のやりくりをして、相殺させた男性/53歳
石油直圧式ボイラーの部品交換の仕事を各家庭・小規模事業所を訪問して行っていたが、やることになっている交換後の基盤の最終チェックを省略していた。上司には指示通りこなしていると言っていた男性/44歳
製造の仕事において、取り付けにくいと思いある部品を少し曲げていたところ、後日検査で大量の不良品が発生。部品を曲げていた事実を隠して、部品のせいだと結論が出て責任を免れた。大変反省している男性/59歳
建築現場での作業中のことだが、あることを職人に指示し忘れてそのまま工事が進み、表面上は完成してしまった。実は、俗に言う欠陥住宅になってしまい、それがばれたときに誰のせいか追求されてるときに、自分は無関係としらを切り過ちを認めなかった男性/54歳
客からサイズお直しで預かった指輪を紛失。別件の加工と間違えてコノ指輪になっちゃいましたと、預かったモノより遥かに見栄えのする指輪を見せて、「この中に預かった指輪が入っていますので、受け取って頂ければ幸いです」と持ちかけたら大喜びで、窮地脱出
【仕事】における最大の嘘や隠し事を聞いたところ、様々な体験エピソードが寄せられた。その多くは勤務実態に関するもの、経費に関するもの、仕事上のミスに関わるものに大別できそうだ。
勤務実態に関しては、仮病で仕事を休んだ、遅刻を嘘の言い訳で正当化した、営業の出先でサボったなど、多くの人が経験しているであろう経験談が寄せられている。最近のテレワークでは勤怠が把握しずらいこともあり、このようなケースは増えているかもしれない。
上記で紹介した以外にも、「職場に早く行って仕事の準備をしていると言っているが、本当はフリーwifiで遊んでいるだけ」「寝坊したことを隠して、交通事故に遭って遅くなったと嘘をついてしまった」「通勤時間について片道2時間と伝えているが、時間とタイミング次第では30分くらいは短くなる」など、この種のエピソードには事欠かない。
経費に関するものでは、経費を多く請求し、浮いたお金で飲みにいてしまったなどというものが多い。ただし、これらは過去のおおらかな時代であれば通用したかもしれないが、コンプライアンスの厳しい昨今はなかなか難しいかもしれない。発覚した際には、かなり重い処罰を覚悟したほうがいいだろう。
仕事上のミスでは、仕事でしでかしてしまった大きな失敗を、なんとか誤魔化して人のせいにしたり有耶無耶にしたりといったエピソードが多数寄せられた。その多くは、いまだにバレてはいないため事なきを得ているようだが、今後ひょんなことで明るみに出ることもあり得る。当事者としては、気が気でない毎日なのかもしれない。