テレビ埼玉(テレ玉)の正月恒例特番『第33回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』(1月1日19:00~ ※再放送:同12日19:00~)。年々磨きがかかる出場者のユニークなパフォーマンスと、お堅いイメージの政財界人とのギャップが大きな話題を集め、今や県を越えて“埼玉の奇祭”と愛される番組になった。
マイナビニュースでは11月30日、大宮ソニックシティ 大ホールで行われた収録を取材。全出場者に本番のステージ直後に行ったインタビューをお届けする。
今回は、政界人の前半出場者に直撃。スーツ姿で激しいダンスを見せた市長や、大緊張で臨んだ県議会議長らが、その心境を語ってくれた――。
7年ぶり出場でレベルアップに驚き
熊谷市の小林哲也市長は、2018年に埼玉県議会議長として出場し、それ以来7年ぶりのステージ。「2回目ということで気の緩みがありました。いざステージに立つと、前回よりも緊張しますね。(コーラスの)熊谷少年少女合唱団の皆さんともっと練習しておけばよかったと、今になって後悔しています」と吐露する。
7年前と比べて、他の出場者のパフォーマンスのレベルアップに驚かされたそう。「バックで踊ったり、一緒に動いてる方とかがいて、ビビりました。それだけ、この歌謡祭に出ることを真剣に考えている方が多いんですね」と感心した。
披露するのは、坂本九さんの「上を向いて歩こう」。「熊谷少年少女合唱団と一緒に歌うにはどういう曲がいいかというのを、熊谷出身の原田勇雅さんというクラシック歌手と相談して決めました」といい、「私はもちろん、お子さんたちの笑顔もしっかりテレビで撮っていただいて、それが熊谷の笑顔として発信していただけるとありがたいです」とアピールしていた。
自宅リビングで一夜漬け練習
4回目の出場となる戸田市の菅原文仁市長は、B'zの「兵、走る」を、キッズダンサーたちと踊りながら熱唱するエネルギッシュなステージを披露。キレッキレのダンスを見せてくれたが、「子どもたちと4回練習したんですけど、3回目まで全然できてなくて、おととい一夜漬けで何とか振りを覚えました」「狭いリビングで、机をどかして2階でドタドタしながら、夜な夜な練習してました」と努力が実った。
ダンスしながら歌うというのを実践して、「やっぱり息が上がっちゃうし、アイドルの人はすごいなと思います」と感服。このインタビューも額に汗をかきながら応えてくれたが、「運動の汗と緊張の汗と両方だと思います」といい、フィジカルとメンタル双方で追い込まれていたようだ。
これだけ激しいダンスにもかかわらず、スーツで披露。これまでの出場回、すべてスーツでパフォーマンスしているが、「市長なので、なるべくイメージを崩さないようにしなきゃいけないと思っておりまして」とこだわっている。