――タカさんは今回もプレイヤーとして。
タカ:若いやつに席を譲らなきゃいけないんじゃないかっていう気持ちもありますけど、制作側が行けというんだったら、出ますよ僕は。ロートルの戦い方を見てもらいたいですね。
トシ:トレーニングもあんまりしない、脚の細い感じね。フットワークだけでなんとかやってる。
タカ:地味~な戦いを見ていただきたいです。
トシ:出さねぇよ、そんなやつ。
――やはり若手の皆さんとはジェネレーションギャップを感じますか?
トシ:ダウ90000の子が出た時とかは「そういう感じでくるんだ」みたいな驚きがありましたね。我々世代には何のことやらみたいな答えも出てきますし。
タカ:若い子に響く感覚は、我々どんどんなくなっていってますからね。考えてちゃダメ、感じなきゃいけないものなんでしょうけど。だから、会場のお客さんの年齢層をもうちょっと上げてほしいです。40代・50代で。
トシ:40代・50代は朝方まで無理よ。最後しんどくて、何にも笑わなくなるよ。
タカ:そこはドリフみたいに笑い声入れてもらって。
トシ:難しいよ、生放送で。
タカ:でも若い人たちは刺激になりますね。今年もいろんな若い子出るでしょうから。錦鯉なんて若手バリバリですから。
トシ:ジジイだろ。
タカ:一番勢いある若手って言われてますから。
トシ:どこがだよ、同期だろ。
――新たに出てほしい人はいらっしゃいますか?
タカ:YouTuberとか人気の人に出てもらって、もう叩き潰したいです。フワちゃんはまだダメかな…。あとは、テレビで活躍した文化人ブロックを作って、どんだけつまんないのかやらせたいです。
トシ:潰したがるなよ。
漫才で「欧米か!」を超える作品を
――この2024年を振り返って、どんな1年でしたか?
トシ:ちょうどコンビ結成30周年だったんで、北海道出身芸人を集めた「道産子お笑いフェス」を全国でやりましたね。
タカ:結成30周年ということで北海道でやってる番組に相葉(雅紀)くんが出てくれましたからね。有吉(弘行)さんも出てくれたり、30年の長い月日で関係性を持った人たちが手伝ってくれて、すごくいい1年だったなと思います。それと、劇場にも結構出させてもらって、今また漫才をちょっと頑張っていきたいモードになってるんです。元々漫才はテレビに出るために始めたんですけど、テレビに出させてもらえるようになって、もっと漫才で面白くなりたいって考えるようになってきて。どう?
トシ:僕は随分前から漫才はうまくなりたいって思ってますよ。元々テレビ出るためじゃないですから。
タカ:俺はテレビに出るための足がかりとして。「あんた何やってる人?」って言われたくなかったから。
トシ:アッコさんかよ。
――では、2025年の目標はいかがですか?
タカ:漫才で「欧米か!」を超える作品を作っていきたいと思ってるんですよ。
トシ:今年がコンビ結成30周年でいろいろ祝っていただいたんですけど、来年がデビュー30周年なんです。だからもう1回、30周年でみんなに祝ってもらう年にしようかなと思います。
タカ:「30周年詐欺」って言われてるから(笑)