DMM TVのバラエティ番組『会うもの全てを笑わせる! Everytime芸人』(毎週水曜最新話追加)。「芸人たるもの24時間、出会う人、全員笑わせなくてはならない!」という使命のもと、8人の芸人が、タクシー運転手、警備員、スタッフ、カメラマン、他のタレントのマネージャー、喫茶店の店員など、多くの人と接触する中で、8人の刺客を1分以内で笑わせることができなければ脱落し、残った人数で賞金1,000万円を山分けするというものだ。
この新たな競技に挑んだ一人が、アインシュタインの稲田直樹。チャレンジを終えたところでインタビューすると、「絶対今日夢に出てきます」と、トラウマになるほどの厳しい戦いだったことを振り返った――。
終わっても「まだ誰か仕掛けてくるんちゃうか?」
――今回の番組のコンセプトを聞いて、どのように感じましたか?
最初は「なんか楽しそう」と思ったんですけど、「ああいう場合はどうなんねやろ?」って想像できてない感じでしたね。「会う人全員笑わせるってどういうこと?」「番組の収録中も?」とか思いましたし、今日始まるまでどうなるのか、全然分かってなかったです。
――他のチャレンジャーの皆さんもいらっしゃいますし、芸人の血が騒ぐみたいな感覚はありましたか?
オファーを受けたときはそうやったんですけど、考えれば考えるほどやっぱり「全員って何?」っていう気持ちになって、不安が勝ちましたね。
――そんな心境の中で実際にスタートして、すぐつかめた感じはありましたか?
ダミーやと思って気を抜いたら実はターゲットみたいなこともあるでしょうし、いろんなことが起こりそうだなと思っちゃうんです。だから、今ロケが終わって取材を受けてますけど、「まだ誰か仕掛けてくるんちゃうか?」って思っちゃいます。
――1日中、疑心暗鬼の状態になってしまったんですね。
ここ(取材場所の喫茶店)なんて雰囲気あるし、抜けがいいから、カメラないのにどっかから撮ってそうで、トラウマになっちゃう。絶対今日夢に出てきます。絶対3時くらいに起きる。
――プレッシャーは相当なものがありましたか。
先が見えなかったんですよね。最初に「ヤバい人に絡まれた」と思ったら、このあと、後ろから自転車のベル鳴らしてくるようなおっちゃんにまで声掛けなあかんのかって思ったり。それと『ラヴィット!』の生放送中が気が気じゃなかったですね。「これ終わったら、次はどんな変なやつがくるんだろう」って。しかも、よりによって今日の『ラヴィット!』は難しいゲームをやる日で、それを覚えるのも必死やし、心が休まらなかったです。
――スタート前に何か準備されたことはあるのですか?
最初は用意したネタを「次出会ったらあれやろう」って構えてたんですけど、仕掛けてくる人を見て「これをこのご年齢の人にやっても分からんな」ということがあるんで、しんどくなってきて。だから、1回準備したやつを出したら、その次はアドリブをやるという決まりにしたらちょっと楽になったんで、そっからは楽しかったです。