• 板野友美

親となり、今や会社の経営者になったことが、自分自身を成長させてくれたとも実感していると言う板野。その心境の変化については「社員が増えると、やっぱりいろんなタイプの子がいるから、常にコミュニケーションを取ることがすごく大事だなと思います」と述懐する。

いろいろな居場所があることでのメリットも感じているそうで、「1つのところで嫌なことがあっても、場所を変えれば切り替えられて、こっちで頑張ろうと思えたりするんです。ただ、そういうことが同時に起こったりもするとけっこうパニックにもなりますが、最近はそこもなんとかなるようになってきました(笑)。ただ、それは本当に周りの方のサポートや助けのおかげでもあると思います」と、自身をサポートしてくれる人々にも心から感謝する。

今回は初めてモデルとしてだけではなく、出展ブランドのプロデューサーとしてもTGCに参加したが、そこでのやりがいや現場で得るものにも変化があったそうだ。

「若い頃は自分がいろんなお洋服を着られるだけで楽しかったのですが、最近は自分が経営しているブランドをモデルさんが着用してくださることで、また違う視点を持ち合わせることができます。このお洋服はこういう風に見せたいなとか、きっとクライアントさんはこうやって見せてほしいんだろうなとか、いろんな角度から考えられるようになり、視野が広がった気がします」

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ブランドをプロデュースする面白さについては「自分が本当に着たいなと思える、お洋服を着るだけで自信がつくようなものづくりをしています。それが受け手の方にヒットしたり、喜んでいただけたりする声が聞けると、さらにうれしくなり、それがやりがいにつながります。また、以前よりも、ファッションの流行りはもちろんですが、素材やアートについてもたくさん勉強するようになりました」と目を輝かせる。

最後に、今後のプロデューサーとしての展望を尋ねると、「もっといろんな方に知ってもらいたいです。そして、私のプロダクトを通して自分に自信が持てたり、原動力になれたらうれしいです。また、今回のTGCはコラボステージでしたが、今度は『Rosy luce』単独のステージを目指したい。さらに、私がプロデュースしているアイドルグループ・RoLuANGELの子たちもステージに出てほしいというのが私の目標です。自分がアイドルとして、いろんなステージに立っていたので、RoLuANGELのみんなにも今後、いろんな景色を見てほしいなと思います」と力強く語ってくれた。

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■板野友美
1991年7月3日生まれ、神奈川県出身。2005年にアイドルグループ・AKB48の1期生として活動を開始し、グループの中心メンバーとして活動。2011年にソロデビュー。2013年8月にAKB48を卒業し、卒業後は女優やアーティストとして活動。また、ライフスタイルブランド「Rosy luce(ロージールーチェ)」とスキンケアブランド「peau de bebe (ポーデベベ)」を起業し、代表取締役を務める。自身の妹分となるアイドルグループ・RoLuANGELのプロデュースも行っている。