• 今田美桜

現在27歳。今後の抱負を尋ねると、女優として長く活躍していきたいと答えた。

「あまり人生設計や将来のことを細かく考えられないタイプなので、そんなに考えていませんが、このお仕事をずっと続けられたら幸せだなと思います。ずっと続けていくというのは難しいことだと思いますが、これまで通り、目の前のことを一生懸命頑張ってそうなれたらいいなと思っています」

また、その時々の自分の気持ちを大切にしていきたいと語る。

「今後どうなっていくかわからないので、自分がやりたいことをやって、自分がハッピーでいられたら一番いいなと。結婚だったり出産だったり、いろいろな節目があるかもしれませんが、自分の気持ちに素直にその時々で向き合っていけたらと考えています」

来年春には主演を務める連続テレビ小説『あんぱん』がスタートする。本作は、アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルに、2人があらゆる荒波を乗り越えて『アンパンマン』にたどり着くまでを描く物語。今田は小松暢さんをモデルとする主人公・朝田のぶを演じるが、撮影期間の1年間、一日一日を大切に演じていきたいと意気込む。

「1年間かけて1つの役と向き合うというのは、なかなか経験できることではないですし、今までももちろん経験したことはありません。普段の連ドラは3~4カ月でいつの間にか終わっているということが多く、きっと今回も充実するからこそあっという間に感じると思いますが、豪華なキャストの皆さんや1年間一緒に過ごすスタッフの皆さんとの時間を一日一日噛みしめながら過ごしたいなと思っています。すでに『あんぱん』そして朝田のぶという役が自分の中で大きくなってきていますが、演じられるありがたさを感じながら毎日大切に過ごしていきたいです」

  • 今田美桜

福岡時代から挑戦していた朝ドラオーディション「まさか自分が…」

2013年に芸能活動をスタートさせた当時や、2016年に東京に進出した頃には、朝ドラの主演を務めるようになるとは「全く想像してなかった」とのことだが、福岡で活動していた頃から朝ドラのオーディションに挑戦していたという。

「NHKさんに行ってオーディションを受けるんですけど、その日のうちに結果が出て、落ちたら次に進めないので日帰りで帰るということを、福岡にいる頃に何回か経験しました。その当時、まさか自分が将来、朝ドラの主演を務めさせていただくなんて思ってなかったですし、決まった時まで本当に思ってなかったです」

今もまだ朝ドラの主演だと実感していない部分もあるそうで、「準備が始まって撮影が始まるということは実感してきていますが、あの朝ドラというところにまだ結びついていないかもしれません。実感しているけど実感していないみたいな(笑)」と心境を明かしつつ、「まだドキドキもしていますが、きっと楽しい、とっても濃い1年になると思うので、ワクワクしています」と目を輝かせていた。

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■今田美桜
1997年3月5日生まれ、福岡県出身。ドラマ『花のち晴れ~花男Next Season~』(18)で話題になり、その後、映画・ドラマ・CMなどで幅広く活躍。ドラマの近作は『おかえりモネ』(21)、『悪女~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』(22)、『ラストマン-全盲の捜査官-』『トリリオンゲーム』『いちばんすきな花』(23)、『花咲舞が黙ってない』(24)、映画の近作は『東京リベンジャーズ』シリーズ、『わたしの幸せな結婚』(23)など。『劇場版ドクターX』が12月6日、『劇場版 トリリオンゲーム』が2025年2月14日公開予定。2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で主演を務める。