――頼もしいですね。先ほど、住田さんが「ステージに立ったときの歓声がすごかった」と話されていましたが、改めて、韓国でのステージを振り返ってみて、いかがですか?
かのう:リアクションが大きくて、私たちが呼びかけなくても手拍子を始めてくれるんです。ステージを一歩踏んだ瞬間に、わぁー! みたいな。
MAKOTO.:曲中も静かに聴いていなくて大丈夫で、立ってもいいし、なんならしゃべってもいいという空気感があって。
福田:そうそう! 出演者だけじゃなくて、観覧のお客さんもそういう雰囲気で、イントロを歌った瞬間に大盛り上がりしてくれました。
かのう:海外のステージに立ったことのある知り合いとも話したのですが、海外で歌うと、ポテンシャルの出方が全く違うんですよね。観客からすごい歓声とリアクションがあるから、その分、私たちも乗っかっていけるというか。いつもよりボルテージが上がる気がしますね。
福田:(歓声に)応えたくなるよね。調子に乗らせてくれる(笑)!
SNSのフォロワー急増、日韓デュオ結成
――『日韓歌王戦』出演後の反響はいかがでしたか?
福田:韓国で収録の合間にご飯を食べていたら、隣の席に座っていたファミリーの人たちから「ファンです! 写真撮ってください!」と声をかけてもらいました。
かのう:そうそう! あとは帰りの空港もすごかったよね。
MAKOTO.:一人が気づかれたら、「あっ、あの子もいる!」というふうになって。サインや写真をお願いされたり、わざわざお土産をくれたりする方もいて。皆さんすごく優しくて、私、ちゃんとテレビに出てたんだ! と思いました(笑)。
住田:学校の友だちに自分の活動のことをあまり言ってなかったんですけど、たまたま動画を観てくれたみたいで、「こんな活動してたんだね!」と声をかけてもらって。いろんな人に広がってるんだなと実感しました。
――日本でも韓国でも反響があるんですね。
かのう:『日韓歌王戦』に出演したあと、SNSのフォロワーがすごく増えて、TikTokは8万人から22万人くらいになりました。
MAKOTO.:愛ちゃんも日韓でユニットを組んでね。(※住田はキム・ダヒョンとプロジェクトトロットデュオ「Lucky PangPang」を結成)
住田:そうですね。ダヒョンちゃんのおかげですが、MBNテレビ以外の韓国テレビ局の番組にも出させていただいたり、すごく活動の幅が広がりました。たくさんの方に感謝の気持ちでいっぱいです。
かのう:4人とも環境が変わったと思うんですけど、私が一番感じてるのは素敵なスタッフさんに恵まれて、活動をつないでくれる。それが『トロット・ガールズ・ジャパン』のオーディションを受ける前と全く違うところだなと思うので、すごくありがたいですね。
――福田さんはいかがですか?
福田:本当にその通りだと思います!
――皆さんのコメントを総括しましたね(笑)。
一同:(笑)
『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマにしたオーディション番組。「トロット」は日本の歌謡曲のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱した。第1回大会は福田未来が激戦を制し、見事優勝を果たした。特別番組『トロット・ガールズ・ジャパン 日韓歌王戦』では、『トロット・ガールズ・ジャパン』の選抜メンバーと、『現役歌王』で活躍する人気トロットシンガーがトロットを通じ様々な企画で競演し、注目を集めた。