――「この人いいよね」という意見があまり割れないという話がありましたが、timeleszらしさ、そして新メンバーに求めているものを改めてお聞かせください。

松島:「これまでグループ活動や集団生活をしたことはありますか?」というような協調性について聞くことが多く、我々はグループ活動なので、そこをうまくやれる子を探しながら、その中で個性を見つけていく作業をしています。

菊池:timeleszの活動およびtimelesz自体にどれだけ思いがあるのかというのはすごく大事にしてます。僕らはファンの皆様あっての僕らなので、ファンの皆様や今まで一緒にやってきたメンバーなど、今までの僕たちの歴史も込みで、Sexy Zoneおよびtimeleszへのリスペクトを大切にしてほしい。ずっとある物語の中の、歴史の中のこれからなので、それは大事にしてほしいし、尊重してほしいなと思います。それは候補生だけではなく、僕らもスタッフも、そこは忘れちゃいけないよねと話しています。

佐藤:人間性や品を感じる人が素敵だなと思っていて、例えば、「timeleszを見てきました」という言葉にもいろんなグラデーションがあって、テレビでパッと見ただけの方もいれば、ずっと好きだったんですという方など、いろんなパターンがあって、その言葉の奥を引き出させてもらって、この人の言葉には品もあって嘘もなくて信頼できるなという人が仲間になってほしいし、いいメンバーになるんじゃないかなと思いながらオーディションしています。

――オーディションを進めている中で、新生timeleszはパワーアップしそうだなと、手ごたえや希望を感じられていますか?

菊池:希望しか感じてないです。本当にいろんな可能性があって、僕らと歩んできた道のりが候補生は違うので、そういったところで刺激を受けたり、違う文化を取り込んでいくという面白味もあり、すごく刺激的な日々を送っています。心が震え立つ瞬間が何度もあり、2次の時点でこれなので、3次、4次と進めていくと関係値もできてきて、お互いの中身も見えるようになってきた時にまた新たな化学反応が生まれると思うので、これから希望しかないなと思っています。

松島:ツアー中にオーディションを開催できていることも大きくて、ステージに立ちながら、早くて来年にはもう同じステージに何人かと一緒に立っているというのをイメージしながら候補生と向き合えています。自分たちにない色を持っている子や、自分たちが持っていない才能を持っている子がたくさんいるので、すごく刺激的で、面白いし楽しみです。

佐藤:新しい家族が増えるような感覚で、そうなると楽しみも増えていきますし、メンバーが増えることで組み合わせやコミュニケーションの形も広がっていくと思うので、どんな風にグループの幅が広がっていくんだろうというワクワク感があります。

――菊池さんはライブで、Sexy Zoneの夢だったという5大ドームや国立競技場をこれからも追いかけていくと宣言されていましたが、新しいメンバーが加わる新生timeleszで夢が叶えられるという手ごたえは感じていますか?

菊池:全部うまくいきます! 背水の陣というところで、僕らとしても最後のチャンスだという思いがあり、候補生の中でも最後のチャンスだと発する人たちが多く、僕らにかけてくれるスタッフもいて。12年の歴史を背負いながら、ここからまた新たな挑戦……新しいけど最後の挑戦。これ以上の舞台はないと思っています。

Netflixで世界配信決定に驚きと喜び「いろんな人に知っていただけたら」

――9月13日から『timelesz project -AUDITION-』と題してNetflixで配信されることも決定しました(2025年初頭まで複数回の配信を予定。海外の配信開始日は調整中)。お気持ちをお聞かせください。

菊池:正直驚きました。最初はグループのYouTubeで配信していくのか、新たなチャンネルを立ち上げて発信していくのかというところも大きく視野に入れて考えていたので、まさかNetflixさんが手を挙げてくださるとはという驚きがありました。

松島:めちゃくちゃ大きいところが協力してくれるなというありがたみを感じています。我々のこれまでの歩みと共に、これから新しいグループを作っていくという過程を、丁寧にいろんな人に見ていただける。きっとtimeleszを知らない方も、オーディションというもの自体が今すごく流行っているので、オーディションに興味を持っている方にも見ていただき、事務所のこれまでの歴史も含めて、いろんな人に知っていただけたらうれしいなと思いました。

佐藤:本当に驚きましたし、うれしかったです。これだけ大きなNetflixさんという味方が背中を押してくださって、応援してくださって、ありがたいことですし、世界に配信していただけるということなので、どんどん大きな規模感になっているということがすごくうれしいです。