会場では、「Weverse」で提供しているサービスを体験できるブースを出展。中でも人気だったのが、デジタルウォーターマークフォトカードだ。
これは、肉眼では見えないウォーターマーク(※技術提供:デジマークの公認パートナープラクティカルメソッド)を適用したアーティストのオリジナルフォトカードを「Weverse Lens」で撮影すると、デジタルフォトカードとしてWeverseアプリ内に保存できるという機能。今回初公開の機能で、ブースに訪れたすべての観覧客にフォトカードを提供すると、「想像以上の反響がありまして、やはりファンは自ら触れるものにすごく喜んでくれることが分かりました」と手応えがあった。
ブース近辺では、お目当てのフォトカードを求めるファン同士が交換する姿が多く見られ、別々のアーティストのファンが交流する機会にもなっていた。
体験ブースではほかにも、プリクラのような感覚で4カット写真が撮れるコーナーや、AR技術が適用されたフォトウォールの前で「Weverse LIVE」(アーティストの生配信)を体験できるコーナー、アパレル・バック・缶バッジなど自分でカスタマイズした公式商品が作れるコーナー、事前購入した公式商品を現場で直接受け取れるコーナーなどを展開。これらに長時間並ばずに利用できる「Weverse Queue(順番待ち)」サービスは、期間中24,000回利用されたという。
この「Weverse Con Festival」は、「様々なアーティストと国のファンの方々が一度に会う機会は珍しいですから、多くの反響が期待されました」というだけに、「新しい機能を披露し、ファンやアーティスト、レーベルの声が聞けるきっかけとなるのが大変喜ばしいです」と収穫があった様子。
オンライン上でのコミュニケーションの場を提供する一方で、こうした“リアル”で楽しむツールを開発することについて、「ファンがより多様な方法でファン活動を楽しめるようにするためのもので、今後もWeverseは新しい技術的試みでファンの経験を改善し、拡張していく計画です」と意欲を示した。
日本での「Weverse」イベントにも意欲
今回の「Weverse Con Festival」を踏まえ、日本における「Weverse」のイベントを開催することについて意欲を聞くと、「まだ2回目の開催なので、韓国の外で開催することについては何も具体的に決まっていませんが、個人的な希望としてはもちろんあります」と回答。
「『ロラパルーザ』がパリ、ベルリン、シカゴなど世界各地で開催されたように、『Weverse Con Festival』も世界的に有名なフェスティバルに成長し、韓国だけでなく日本、あるいは他の地域でも開催できるようになるといいですね。オンラインストリーミングで世界各地で楽しむこともできますが、オフラインならではの雰囲気や臨場感も大きな魅力です」と、期待を膨らませた。