――櫻井さんは今回の作品で、安達祐実さん、小池徹平さん、吉沢悠さんという世代的に上の人たちの中に入って恋愛のお芝居をされましたが、やはりプレッシャーはありましたか?
櫻井:さすがにありましたね。一度、小池さんと吉沢さんと3人での取材を受けた時に、お互いの恋愛観の話になったんですけど、「経験値が全然違うな」と思いました。だからこそ、瑛斗なりの若さや、純粋でピュアでまっすぐなところを、大人の色気がある方々の中に差し込んでいければという気持ちでいました。
――そこに立ち向かっていく櫻井さんの姿を、草川さんはどう見ていましたか?
草川:僕が一緒にやって見ている感じでは、立ち向かってるなという印象はあまりなかったですね。僕が小池さんと吉沢さんとほとんど一緒になることがなかったというのもありますが、瑛斗には瑛斗の樹さんとの世界があるんだと思って見ていました。
――おふたりの共演シーンで特に印象に残るのは、どの場面でしょうか?
草川:僕は瑛斗が樹さんに恋をしていることに気づいて、自分の気持ちを自覚するという布団の上でのシーンです。竜としては自分に向いてほしいという思いがあるけど、それを押し殺してでも瑛斗に幸せになってほしいという思いがあって。ちょっとツンツンしてるキャラクターだから、「もっと素直に言えよ」とも思うんですけどね。あの質感がすごく好きなんですけど、言葉で表すのは難しいので、ぜひ見ていただければ。
櫻井:僕も今全く同じところを思い出していました。もちろん客観視して台本を見ているので、僕は竜の気持ちを分かるんですけど、瑛斗は気づかないまま過ぎていく。そういう瑛斗の鈍感なところと、竜の不器用なところの関係値が、布団の上で竜に「樹さんのこと好きなんだろ」と言われるシーンで、よく見えたなと思います。
我慢していることはなし「満たされてます!」
――『愛してるって、言いたい』というタイトルにかけまして、やりたいけど気持ちを抑えて我慢している「◯◯って、言いたい」ことはありますか?
櫻井:僕はサッカーですね。本当に少しでも時間が空くとやってしまうのですが、先日、ちょっと脚をケガしてしまったんです。安静にしていれば治る程度で、仕事にも支障が出なくて良かったなと思ってるんですけど、やっぱり蹴りたくなるので、ちょっとつらいですね。だから、「サッカーやりたいって、言いたい」です。
草川:僕はないなあ。
櫻井:体型維持とかで我慢することはありますか?
草川:僕、太れないんですよ。どんどん体重が減っていっちゃうんです。食でも何も我慢しないんですよね。好きな時間に好きなものを食べちゃってるんで。
櫻井:子どもの頃からずっとそうなんですか?
草川:そうですね。
櫻井:僕も子どもの頃はそうだったんですけど、20歳を越えてお酒を飲むようになってから変わったんですよ。
草川:僕も昔から親に「20歳越えてお酒飲むようになったら変わるぞ」って言われてきたんですけど、体質なのか…何も変わらないんですよ。
櫻井:そっかぁ、いいなあ。
草川:ということなので、我慢していることはない! 満たされてます! みなさん、ありがとうございます(笑)
【櫻井海音】
シャツ:TAAKK
パンツ:MARKAWARE
その他:私物