『THE仮面ライダー展』鹿児島会場の見どころは?

また、『THE仮面ライダー展』鹿児島会場のポイントを見ていこう。

本展のキービジュアルにも使われている『仮面ライダー』(1971年)初期エピソードで活躍した仮面ライダー(本郷猛)の雄姿。

『仮面ライダー』第41話「マグマ怪人ゴースター桜島大決戦」では、鹿児島の大自然を象徴する「桜島」で仮面ライダー第1号と仮面ライダー第2号が豪華共演を果たし、ショッカーが送り込んだマグマ怪人ゴースターと戦う娯楽アクション編だった。第40話「死斗!怪人スノーマン対二人ライダー」と第41話でひさびさに登場した仮面ライダー第1号は、その独特のカラーリングから第1~13話の1号と区別する意味で、ファンから「桜島1号」と呼ばれ、愛されている。鹿児島会場では、「桜島1号」と仮面ライダー2号の強力タッグの立像(鹿児島会場限定仕様)のほか、ゴースターの立像も展示されている。

『仮面ライダーBLACK』(1987年)のコーナーでは、仮面ライダーBLACKと宿命のライバル・シャドームーンが一触即発の緊張の中、にらみあう構図が組まれている。このように、鹿児島会場の展示物は一体一体、他会場と一味違う展示方法が試みられているので、過去の別会場をめぐったファンであっても、また新鮮な感覚で見ることができるに違いない。

『仮面ライダーオーズ/〇〇〇』や『仮面ライダーフォーゼ』の展示物が並ぶフロア。

『仮面ライダーオーズ』で強烈な印象を振りまいた人形のキヨちゃん。前回の埼玉会場では、いわゆる「埼玉ポーズ」を決めていたが、今回は鹿児島中央駅前東口広場にそびえる「若き薩摩の群像」の中央に位置している薩摩藩士「長澤鼎(ながさわ・かなえ)」銅像のポーズが借用されている。

『仮面ライダー鎧武』コーナーでは、鎧武やバロンの武器、そしてロックシードといった人気アイテムが展示されている。

『仮面ライダーギーツ』(2022年)は浮世英寿とツムリの衣装を展示。彼らの足元では、愛らしいギーツケミーがファンを迎えてくれる。

新番組『仮面ライダーガヴ』の立像。「お菓子(グミ)」をモチーフにした前代未聞の仮面ライダーが早々と登場。これからガヴがどのような活躍をするのか、大いに期待が持たれる。

黎明館の階段前で記念撮影する松本麗世。左は仮面ライダー新1号、右は仮面ライダーガッチャード。

『生誕50周年記念 THE仮面ライダー展』鹿児島会場は8月25日まで、鹿児島県歴史・美術センター黎明館2Fにて開催。休館日は7月16日、22日、25日、29日、8月5日、19日。詳細は『THE仮面ライダー展』公式サイトを参照していただきたい。

(C)石森プロ・東映