――警察という組織の中でなるべく効率的に、ドライに生き抜こうと振るまう「省エネ3人組」ということですが、ご自身が効率的・合理的に生きてるなと思うところはありますか?
田中:私は人間関係を削ぎ落として生きている自覚があります。人付き合いは楽しいことももちろんあると思うんですけど、時に煩わしく、意図せず誰かと傷つけてしまうことや傷つけられることもあって…。もう、そういうのがしんどくなっちゃいました。なので、プライベートはいたってシンプルに。“これからも、ずっと関わっていたい”と思える人たちと時々会って笑えたら十分なんです。
――持っているものもミニマムなのですか?
田中:少ないわけではないけど、全てきちんと収納されています。何でも一つお迎えしたら、一つ手放すをマイルールにしているから、秩序が保たれているのだと思います。結果として物が増えないから、我が家は常に整頓されています。
松岡:西条さんたちの“省エネ”は、例えるなら「使ってないときは電気を消しましょうね」の省エネではなくて、なるべくスムーズにエネルギーを使って、総合的使用量を下げましょう、というものなので、少ないエネルギーで長く走る、というのが目指しているところなのかなと。その感覚は共感できます。
――ご自身も合理的なんですね。
松岡:どちらかと言えばそうかもしれません。
田中:せっかちだよね、この3人(笑)
松岡:そう、せっかち!
滝沢:私はこの中で一番プライベートが……あ、でもお2人のプライベート知らなかった(笑)。私は、友達が友達を連れて来きたりしたら、一切しゃべらなくなるんです。私がしゃべったことをどこかで言っちゃうんじゃないかとか、最悪なことをするイメージを頭に浮かべちゃって何もしゃべれなくなるので。だから、自分が無理に変な会話をするよりは、静かにして聞こうっていう省エネさを持っています。