ピラーレスケースにも最適なARGBファン

ASUSの「TUF Gaming TR120」は、通常よりも厚みを少し増やし(25→28mm)、冷却性能を強化した12cmファン。逆回転モデルも用意されており、見た目を損なわないまま、ケースの吸気にも排気にも利用することができる。カラーはブラックとホワイトで、価格は4,000円前後。それぞれ3個セットも用意されており、こちらは10,000円前後だ。

  • ASUSの「TUF Gaming TR120」。16個のARGB LEDを搭載し、側面も光る

  • こちらは逆回転モデル。ピラーレスケースでの利用に適しているだろう

CPUクーラー激戦区に注目の新モデル

CPSの「RZ400V2」は、12cmファンを採用するスタンダードなサイドフロー型CPUクーラーだ。ダイレクトタッチのヒートパイプを4本搭載。風量と静圧を最適化したというFDBファン「F5 R120」(500~2,200rpm)を使用した。アルミ製のトップカバーはCNC加工で質感が高い。価格は、ブラックが4,000円前後、ホワイトが4,300円前後と、お手頃。

  • CPSの「RZ400V2」。外観は高級感があり、差し色のオレンジもオシャレだ

  • こちらはホワイトモデル。ヒートパイプまでしっかり塗装されている

設置面積は最小で拡張性は最大のケース

Lian Liの「SUP-01」は、45リットルのコンパクトなタワーケース。ラジエータ(最長36cm)やグラフィックスカード(同40cm)を垂直に配置することで、高い拡張性を維持しつつ、設置面積を最小限に抑えた。それぞれリアとフロントから直接吸気することで、効率的な冷却が可能だ。カラーはブラックとホワイトの2色があり、価格は27,000円前後。

  • Lian Liの「SUP-01」。非常にコンパクトで、ARGBのLEDストリップも印象的だ

  • マザーボードは背面コネクタに対応。グラフィックスカードは前面に配置する

コスパが良いピラーレスmicroATXケース

Antecの「CX500M RGB」は、ピラーレス仕様のmicroATXケースだ。フロントと左サイドはガラスパネルだが、底部側がメッシュになっており、エアフローに配慮。36cmのラジエータや41.5cmのグラフィックスカードが搭載可能と、拡張性にも優れる。RGBファン3個が標準搭載(ライティング制御は不可)。価格は10,000円前後と安く、お買い得感がある。

  • Antecの「CX500M RGB」。コストを抑えつつ、ピラーレスなPCを構築できる

  • ホワイトモデルの実装例。microATXながら、ハイエンドなシステム構成が可能だ