――お父様からの教えで大切にしていることがありましたら教えてください。
小さい頃からずっと、「人間性をちゃんと磨かないと素敵な人にはなれない」と言われてきました。芸事や技術を磨くことも大事ですが、人として思いやりや感謝、尊敬の念を持たないといけないと。どんなときもその心得を忘れず魅力のある人になることが大事だと教わり、それは常に意識しています。
――まさにお父様は思いやりにあふれ人間的にも魅力のある方だなという印象です。
私も父と一緒にいてそう感じますし、父のように人間力が詰まった魅力のある人になっていきたいなと思っています。
――兄弟の藤岡真威人さん、天翔愛さん、藤岡舞衣さんも皆さん芸能界で活動されています。それぞれの活躍から刺激を受けることもありますか?
家族全員芸能界でそれぞれ自分のやりたいジャンルで挑戦している姿を見るとすごく刺激になりますし、何かあったときも助け合えますし、原点というか、家族の存在は大きいなと感じています。父もいろいろな経験をしてきているので、的確なアドバイスをくれますし、すごく助けられています。
――ちなみに、藤岡弘、さんの娘だということを隠して学校に通っていたそうですが、いつ頃まで秘密にしていたのでしょうか。
中学までは言わずに、普通の勉強を頑張っている学生でした。芸能界で活動させてもらうようになってから、徐々に皆さん気づかれていったという感じです。
――皆さん驚いたのでは?
テレビに出始めた頃は教室にいろんな子が見に来たり、すごく視線を感じるようになり、知らない子からも話しかけられました。でも皆さん応援してくれていて、会うたびにうれしい言葉をかけてくれるので、元気の源というか、大切な存在になっています。
幅広い活動に意欲「どんどん可能性を広げていきたい」
――今後についてもお伺いしたいのですが、将来的にどんな風になっていきたいと考えていますか?
お芝居やモデル、アーティスト活動など、今いろんなことに挑戦し始めているところなので、自分の幅を決めずに、どんどん可能性を広げていきたいです。本当にどの活動にも興味があり、まだ知らない世界もあると思いますし、今後自分がどうなっていけるのか自分自身も楽しみなので、いろんなことへの意欲を忘れずにどんどん挑戦していきたいと思います。
――今年3月に「新しい形で、必ずアーティスト活動は挑戦していきます」とコメントされていましたが、もともとアイドルに憧れていたとおっしゃっていましたし、やはり歌手活動に対する思いは強いですか?
もちろんです! アーティストの方からインスピレーションを受け、輝いている世界への憧れを持ったので、自分もそういう存在になれるようなアーティストになっていきたいと強く思っています。
――特に影響を受けたアーティストは?
ボーイズですが、BTSさんにすごく心惹かれ、音楽の素晴らしさを感じました。
――最後に、初舞台を楽しみにしている方や今後の活躍を楽しみにしている方たちへメッセージをお願いします。
自分自身もサラをどう演じていけるのか楽しみですし、お稽古をして皆さんと一緒に舞台を作り上げていくのも楽しみです。私なりに精一杯サラを演じ切りたいと思うので、楽しんでいただけたらと思います。そして、2024年に入ってから新しい挑戦がたくさんあり、これからもいろんなことに挑戦していきますので、新たな天音の姿も楽しみに待っていていただけたらうれしいです。
2005年6月14日生まれ、東京都出身。8.5頭身という抜群のスタイルと愛らしさでモデルとして活躍し、2023年放送の大河ドラマ『どうする家康』で女優デビュー。同年10月「第19回クラリーノ美脚大賞」にてティーン部門受賞。8月8日~12日に上演される「海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド ~海と人がともに生きる~』」でヒロイン・サラ役を務め舞台に初挑戦する。