極厚ラジエータと大画面採用の簡易水冷

HYTEの「Thicc Q60」は、まるでスマホのような5インチIPS液晶を搭載したオールインワン水冷CPUクーラー。画面の解像度は720×1,280で、システム情報やウィジェットを表示できる。通常より厚い52mm厚のラジエータと32mm厚の新型ファン「Thicc FP12」(0~3,000rpm)を搭載しており、高い放熱性能が期待できそうだ。価格は58,000円前後。

  • HYTEの「Thicc Q60」。24cmサイズのラジエータは、厚みがあるので注意

  • 液晶裏には高輝度LEDを42個搭載。液晶の角度は約90°の範囲で調節可能だ

極厚の高性能で派手に光る12cmファン

Geometric Futureの「Squama 3805」は、38mm厚の高性能12cmファン。搭載する5枚の大型ブレードにはディンプル加工が施されており、優れた空力性能と騒音低減を実現したという。回転数は最大2,500rpmで、静圧は6.82mmH2O、風量は115CFM。高輝度LEDも8個搭載する。価格は、単体が4,000円前後、3個セットが10,000円前後。

  • Geometric Futureの「Squama 3805」。いかにも強力っぽい極厚ぶりが特徴だ

  • ブレードは5枚構成。面の一部に、ゴルフボールのようなディンプル加工が見える

短時間なら最大235%まで出せるGold電源

Enermaxの「Revolution D.F. 12」は、奥行きが122mmとコンパクトな80 PLUS Gold電源だ。ケーブルはフルモジュラー方式を採用。定格出力は850Wだが、短時間であれば最大235%の電力消費に対応するよう設計されているという。電源ながらカラバリもあり、パソコン工房での価格は、ブラックが21,500円、ホワイトが22,500円。

  • Enermaxの「Revolution D.F. 12」。メッシュスリーブケーブルが付属する

  • 115mmのデュアルボールベアリングファンを搭載。独自の防塵回転技術も備える

安価に背面コネクタPCを構築できるケース

MSIの「MAG Pano M100R PZ」は、背面コネクタ仕様に対応したmicroATXケース。同社からは、背面コネクタ「Project Zero」シリーズの製品として、microATXマザーボードが2モデル発売されていたが、これでMSI純正のシステムが構築できるようになる。ピラーレス仕様により、背面コネクタの利点を最大限に発揮可能。価格は17,000円前後だ。

  • MSIの「MAG Pano M100R PZ」。ARGBの12cmファンを標準で4個も搭載する

  • 側面には吸気口が見える。背面コネクタ以外のマザーボードも搭載は可能だ