自身が演じる西公太郎については、「フラワーショップを経営している人物でとても優しく、割と気持ちを正直に伝えるようなタイプの人間です。その優しさがなんだかさらっとしているというか、押しつけがましくなくて、さらっといろんなことをこなせるような人です。何も言わないわけではなく、たぶんその人が前向きに行動できるような言葉をチョイスして言っているのではないか」と捉え、自身とは「そういうさらっとしているところは割と似ているかもしれない」と共通点もあるようだ。

共演陣では、まことにとって自称“唯一の男友達”の朝日結生役を神尾楓珠が、まことの自称“運命の相手”板垣律役を宮世琉弥が演じている。

「神尾くんも宮世くんもとっても真面目です。2人とも20代でまだ若いと思いますが、僕がその年齢だった頃よりもかなりしっかりしていると思います。お芝居に対する熱みたいなものを内に秘めた熱さがすごく伝わってくるので、頼もしいです。宮世くんとはまだ1回しか絡んでないのですが、神尾くんとはコメディシーンもあり、彼はそういう時にパッと切り替えられるので、とても器用だなと思います」

朝日や律とは、恋のライバルのような構図となる公太郎だが、2人に負けてない公太郎ならではの魅力について「思いやりでしょうか。さらっとドライフラワーをアレンジメントして出したり、まことのピンチに駆けつけたり、彼女にメッセージを送ったりとか。そういうところは2人に負けてないんじゃないかと思います」と自信を持ってアピール。

今後、まことと3人の男性が、胸キュンラブストーリーを繰り広げていくが「僕自身はもちろん、キュンキュンさせたいなとは思っています。でも、僕の役、公太郎としては、『キュンキュンさせてやろう』みたいないやらしい気持ちを出しすぎるとあまり良くないと思うので、やはり“さらっと”やるというところがテーマかなと。だから、そういう胸キュンシーンも力まず狙わずにやれたらと心がけています」と抱負を語った。

30代の瀬戸ならではの包容力が役と相まって、とてもチャーミングなキャラクターとなっている公太郎。今後、この恋の四角関係がどうなっていくのか、楽しみにドラマを見ていきたい。

■瀬戸康史
1988年5月18日生まれ、福岡県出身。2005年に芸能界デビュー。2006年にミュージカル『テニスの王子様』で注目され、2008年にドラマ『仮面ライダーキバ』と『恋空』で主演を務める。近年の主な出演作は、ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』『鎌倉殿の13人』(22)、『私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-』(23)、『院内警察』(24)、映画『コンフィデンスマンJP -英雄編-』『愛なのに』(22)など。『違国日記』が6月7日より公開。

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