――新たなスタートを切る40歳とのことですが、どんな一年にしたいと考えていますか。
いろいろな仕事がしたいですし、またテレビの仕事もさせていただきたいなと。去年ぐらいからそういう話が少しずつ出ていて、今年出られたらうれしいなと思っています。
――やはりテレビのやりがいは大きいのでしょうか。
そうですね。自分が主に活動していた場所の1つなので、そこで自分の姿を絶対にもう一度見ていただきたいいですし、活動の幅という部分でもまたやれたらいいなと。最近は配信系も増えていてそれぞれの魅力がありますが、テレビにはテレビにしかない魅力があると思うので。
――テレビ離れと言われていますが、テレビの反響は大きいですよね。
大きいと思います。そして、お茶の間というのは、サブスクリプションとは違う場所な気がします。
舞台のやりがいも実感「本番の醍醐味がすごくある」
――近年は舞台や映画で活躍され、今年は5~6月に3つの舞台に出演されます。舞台のやりがいはどのように感じていますか?
舞台に復帰したのが2022年の『群盗』という作品で、久々の舞台だったので最初は緊張しましたが、本番の醍醐味がすごくあるなと感じました。お客さんの空気を感じられるというのもうれしいですし、撮り直しができないという意味では映像より厳しいなと。何があっても進めないといけないという覚悟が必要ですよね。
――撮り直しができないという舞台の厳しさによって鍛えられた部分はありますか?
舞台を重ねているとたくましくなるなというのはすごく感じています。いろいろな役柄にも挑戦させていただき、それがストックになっていきますし。あと、舞台は全身を使って表現するので、全てを見られているという緊張感もあります。映像と舞台でコツが違うので、両方ともずっと関わらせていただきたいです。
――3本の舞台はあまり間がないので、準備が大変そうですね。
今絶賛3本覚え中ですが、3本の台本を入れるというのは初めての挑戦で楽しいです。新しい挑戦は楽しいので。
――先ほど40歳の抱負を伺いましたが、さらにその先をどのように思い描いていますか?
魅力的な役者になっていきたいです。そのためにもいろいろな経験をして、演技の表現に乗せていけたらなと思います。
――今はフレッシュ感が強いとのことですが、いずれはベテラン感も出ると思いますか?
無理に若くいようとする必要はないので、いずれはそうなると思いますが、今は謎の新人感がありますね。全部にウキウキワクワクしていて楽しめていて、その気持ちも大事だなと感じているので、これからもそれは持ち続けたいです。