――撮影はバリで行われたそうですね。日本とは環境が異なる点も多いと思いますが、撮影で印象的だったことがあれば、教えてください。

暖かい国だからか、日本よりも蚊のサイズが大きくて、数もすごく多いんです。自然の中で撮ったカットも多いのですが、虫刺されが気になりました。大切なお尻の部分を刺されちゃったりとか(笑)。今では笑い話にできるんですけど、サイズが大きいからか、かゆさもすごくて! 刺されたのも1カ所じゃなかったので、もし触っちゃったら、赤くなったり、傷っぽくなったりしちゃうと思って、かかないことが自分の中の戦いでした(笑)。

  • 名取くるみ

――そんな苦労が(笑)!

あとは、お水にも気をつけました。普段使っているお水と違って、肌に合わないお水だと、肌が赤くなってしまうことが過去にあったので。今回は、軟水のペットボトルを結構たくさん買って、それで顔を洗うようにしていました。

シースルーランジェリーのカットがイチオシ

――環境が変わると、気にしないといけないこともやっぱり変わるんですね。どのカットもお気に入りだと思うのですが、イチオシのカットを挙げるなら?

シースルーのランジェリーを着たカットは一見、布面積が多いなっていう印象なんですけど、よく写真を見ていただくと、実は結構セクシーなんです。デジタル版も発売されるので、ぜひ拡大して見てみてください(笑)!

  • 名取くるみ

――雑誌グラビアとは違う、写真集だからこそのカットですよね。

そうですね。1st写真集ってなったら、どこまで露出したらいいんだろうかとか、いろいろ考えるところではあると思うんですけど、写真集の帯にも“限界露出”と書いてあるように、それくらいありのままの自分を出せたのかなと思います。出版社さんからすると、やっぱり露出は多ければ多いほどいいと思うはずなんですけど、編集担当の方が「え、そこまでやるんですか⁉︎ そこまで頑張らなくてもいいですよ!」と言ってくださったので、変にプレッシャーを感じずに、自分の好きなようにできたのも良かったです。

  • 名取くるみ

――写真集の表紙は、名取さんがご自身でセレクトされたものと聞きました。このカットを採用した決め手は?

表紙に選んだものとは別に、もう1枚迷ったカットがあったんですけど、そっちはちょっと表紙から出しすぎちゃってる感があるといいますか(笑)、写真集を開いたときの楽しみが薄れちゃう気がして。タイトルの『チューベローズ』っぽい、官能的な表情ができてるかなと思ったのが、このカットだったので、表紙に決めました。

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(C)KADOKAWA (C)GDL Entertainment 撮影/ You Ishii

■プロフィール
名取くるみ
1996年6月16日生まれ。千葉県出身。2021年、「ミスFLASH2021」グランプリを受賞。グラビアアイドルとして、さまざまな雑誌やテレビなど幅広いメディアに出演。2022年、SUPER GT300のレースクイーンチーム「Pacific Fairies」のメンバーとして、国内主要レースカテゴリーに登場したレースクイーンの中から人気No.1を決める「日本レースクイーン大賞2022」でグランプリを受賞し、日本一のレースクイーンに輝いた。また、K-1ガールズとして格闘技イベントのラウンドガールも務めるなど、幅広いメディアで活躍中。特技は料理とダンスと早着替え。2024年度からは、スーパーGTに参戦するTGR TEAM WedsSport BANDOHのレースクイーンを務める「WedsSport Racing Gals」の2024年メンバーとして活動することも決まっている。