昨年配信されたNetflix実写ドラマシリーズ「ONE PIECE」でロロノア・ゾロ役を演じ、世界中の多くの人たちに知られる存在となった俳優・新田真剣佑。自身がプロデュースするアパレル・ジュエリーブランド「INCRM(インクリム)」と同作とのコラボレーションも実現し「うれしかった」と喜ぶ新田にインタビューし、ゾロ役への思いやブランドへの思いを聞くとともに、近年での自身の変化にも迫った。
ゾロを演じたNetflixシリーズ「ONE PIECE」について、「本当に多くの人に知っていただけた作品になりました。どの国に行っても『ゾロだ!』とゾロで認識されていて、光栄だなと思います」とうれしそうに話す新田。
ゾロ役に起用される前から「ONE PIECEはもともと大好きです」と作品のファンとのことだが、「ゾロを演じてONE PIECEがこれほど人気なのだということをすごく実感しました」とも言い、「どの国に行っても、みんなONE PIECEを知っているんだというのがうれしくなりましたし、本当に尾田さんはすごいなと思いました」と原作者の尾田栄一郎氏をリスペクトする。
そして、世界中の人たちを魅了するONE PIECEの魅力について、「ストーリーが素晴らしい。心に響くし、涙が出るシーンにしても、本当に悲しくて泣いたり、うれしくて泣いたり、いろんな感情がそこにはあって、とにかくストーリーがいいんです」と熱弁。
尾田氏の家を訪れたこともあるそうで、「僕はいちファンとして作品を楽しんでいる身で、尾田さんは漫画界のレジェンドなので、それはもう刺激的ですよ」と目を輝かせた。
自身が演じているゾロのこともリスペクトしている。
「すごく努力をするんですよね。筋トレもそうだし、技の習得もそうだし、負けず嫌いで。そういうところは多くの人に刺さっていると思いますし、僕もその1人です」
負けず嫌いな点は自身とも似ているという。
「僕もめちゃめちゃ負けず嫌いです。ゲームでさえ負けたくないなと(笑)。だからこそ、何事においても頑張れるというのはあると思います。負けたくないという一心でやっています。あまり負けたと感じることはないですが、睡魔にはよく負けます。寝たいと思ったらどこでも寝られます」
続編に向けて体作り「原作のゾロの体に少しでも近づけたら」
俳優としてブレずに続けている努力を尋ねると「体作り」を挙げた。
「Netflixシリーズ『ONE PIECE』の続編があるということもあって、今はさらに体作りを頑張っていて、体が痛いです(笑)。基本的には自分のジムで鍛えていて、週によりますが5~6回とか。作品がなくても体作りはやりますが、こんなハイペースではやらないです」
続編に向けて、シーズン1以上に体を大きくすることを目指しているという。
「1のときは決まった時からあまり時間がなくて、できる範囲で仕上げて締めたんですけど、次は絞りながらも大きくできればいいなと。ゾロが大好きなので、原作のゾロの体に少しでも近づけたらいいなと思います」
シーズン1で思い入れのあるシーンを尋ねると、「ミホーク戦です」と回答。
「ミホーク戦はかなり力を入れてやりましたが、すごく寒かったんです。南アフリカは冬だったので。ナミなんて超ミニのショートパンツで凍えていました。ルフィもノースリーブで、ウソップなんてほぼ上半身裸ですから。必死に寒さに耐えながら芝居して、いい思い出です(笑)」