ウルトラマンブレーザーが大好きな子どもたちの応援が力に
――夏の「ウルサマ2023」や年末年始の「ウルトラヒーローズEXPO」といった各種イベントで、実際にウルトラマンブレーザーやSKaRDメンバーが大好きな子どもたちから声援を受けたときの思いを聞かせてください。
搗宮:子どもたちの応援の声が、あんなにも私たちにパワーを与えてくれるんだと驚きました。すごかったです。
内藤:応援が力になるって、本当なんだなって思いましたよね。
梶原:ヤスノブの初のメイン回・第6話「侵略のオーロラ」が放送された直後の「ウルサマ」ステージに出演したとき、子どもたちから「ヤスノブーッ!」ってすごい声援をいただいて、感動で胸がいっぱいになりました。
内藤:ステージに出たときの、ざわつきがすごいんですよ。みんな私たちのこと知ってくれてるんだ……って感動するんです。
搗宮:するする!
――テレビの撮影が終わった後でも、YouTubeの配信映像「SKaRD体操」などで、みなさんが隊員服を着て登場する機会がけっこうありましたね。
梶原:SKaRD体操は僕とアンリさんが子どもたちにレクチャーする場面もあったりして、燃えましたね。
搗宮:テルアキさんが、アンリちゃんに体操を教わっていたこともありました。
内藤:そうそう! テルアキさんが体操の振りを覚えきれない……というので、「ウルサマ」のエミちゃん出演回がある日、早めに池袋の公園に集まって、ひたすらレクチャーしていました。
梶原:テルアキさんはとてもマジメな人ですから、一生懸命練習されていました。
――撮影やイベントが終わった後でも、SKaRDのみなさんはプライベートで集まったりして、すごく仲良しなことがうかがえます。
搗宮:不思議な感覚ですよね。ここまで共演者で仲良くなるなんて他ではなかなかないと思います。
梶原:ないねえ。
内藤:みんなで集まって、遊びに行ったりご飯を食べに行ったり。
搗宮:特に、この3人はよく集まるね。
梶原:フットサルやったり。
内藤:沖縄料理を食べに行ったこともありました。
搗宮:あったあった! おいしかった~(笑)。SKaRDメンバーはみんな、家族のような、兄妹のような関係になりました。
内藤:兄妹みたい、というのがいちばん近いかも。
搗宮:ずっと一緒に同じ壁を乗り越えて、走り続けてきた仲間ですし。
内藤:同級生というより、ちょっと踏み込んでいる部分があるから、やっぱり兄妹だよね。
梶原:共通の知り合いも多かったし。
内藤:筋肉仲間(笑)。そういうこともあって、打ち解けるのも早かったですね。
『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』見どころ
――テレビシリーズに続いて、いよいよ映画『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』が公開となります。映画ならではの見どころ、注目してほしいシーンなどをお話ししていただけますか。
梶原:テレビよりも映像がグレードアップしている印象です。
搗宮:ブレーザーの戦い方も、より面白くなっています。
内藤:アースガロンもめちゃめちゃ変わった戦い方をしますし。
梶原:予告編でも観られますけど、SKaRD隊員たちが単独で空を飛びます!
搗宮:エミちゃんをヤスノブが肩車して、攻撃するカットがあります。これはカッコいいです!
梶原:筋肉を鍛えていたのが役に立った瞬間です(笑)。エミのカッコいいセリフもあるんだよね。
搗宮:「地獄に帰る時間だよ」ですね(笑)。
内藤:エミちゃん、こういうこと言う人だっけ? って思いながら見ていました(笑)。
搗宮:私自身、そう思いながら言ってました(笑)。でも、あのセリフ大好きです!
内藤:アースガロンを操縦しながら、アンリちゃんが「絶叫」するところもいいでしょ(笑)
搗宮:めっちゃ好き!
内藤:通常は「ウィルコォ!」だけど、そうじゃないっていうのは台本に書かれてあったんです。そこで、自分なりに迫力の出る言い方を考えました!
梶原:アンリの絶叫はすごく印象に残ると思います(笑)
内藤:メンバーそれぞれ、印象的なセリフをいただいてますよね。
梶原:おのおのが各分野のプロフェッショナルというSKaRDの一面を、改めて強調しているところも見てほしいですね。ヤスノブが「ダムドキシン」に対抗する新兵器「アンチダムドキシン」を開発するとか……。
内藤:テレビシリーズから続けてご覧になる人はもちろん、映画で初めて『ウルトラマンブレーザー』の世界に触れられる方も楽しめます。
梶原:映画ならではといえば、超ボリュームの怪獣ゴンギルガンが迫力満点です。
内藤:ゴンギルガンは言葉を話しますしね。しゃべる怪獣はウルトラマンシリーズの中でもレアケースですよ(笑)
搗宮:あとは、SKaRD隊員たちが初めてゲント隊長のご家族に会う(笑)
梶原:とても楽しい撮影だったね!
搗宮:すごく「ファミリー」って感じがしました。
内藤:ゲント一家とSKaRDメンバーで食卓を囲むシーンがあるんです。スケジュールもその日の撮影の最後に組んでくださって、ふつうにみんな集まってパーティーをしているような、アットホームな撮影でした。
搗宮:映画のテーマは「親子の絆」です。ぜひ親子で映画館へ足を運んでいただいて、帰り道で今まで話せなかったような話をして、絆を深めてほしいと思います。
梶原:国会議事堂が破壊される大特撮シーンとか、僕たちSKaRDが珍しい戦い方をするとか、アースガロンの活躍とか、さすがは映画だと思えるような盛りだくさんの内容なので、ぜったいお楽しみいただけると思います!
内藤:大画面のスクリーンで、音響もすごい。ぜひご家族で観に行って、臨場感のある映像を楽しんでほしいです!
梶原:映画の公開は嬉しいんだけど『ウルトラマンブレーザー』の物語が終わってしまうのはちょっと寂しいよね。
搗宮:それはあるけれど、田口監督が話していたように『ウルトラマンブレーザー』はこの先いくらでも続編が作れるように出来ているから。
内藤:次のウルトラマンシリーズが作られたとき、田口監督の回にSKaRDメンバーとして出演したい!
搗宮:5年後くらいに「SKaRD同窓会」みたいなイベントもやりたい!
内藤:それもいいなあ(笑)
梶原:またSKaRDメンバーやウルトラマンブレーザーが活躍できる日が来ることを信じています。その時に備えて、もっと筋肉を鍛えておきたいですね!
内藤:いやあ、今でもすごいんですけど(笑)
梶原:『ウルトラマンブレーザー』の撮影が終わった後も、ずっと鍛えているからまだまだ成長しますよ。僕の筋肉は! 今着ている制服も、すでにパツパツです(笑)
搗宮:ヤスノブさん、着やせするよね~。
梶原:あっ、マッチョの人に「着やせ」という言葉はNGです! 他のマッチョにそんなこと言ったら、傷つくと思います(笑)
内藤:まさか、こんな会話まで記事にされるとは……(笑)
■搗宮姫奈
1996年生まれ、愛知県出身。2015年デビュー俳優としてテレビドラマ『3年A組-今から皆さんは人質です―』(19年)や映画『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』(19年/主演作)、舞台『真・三国無双』シリーズ孫尚香役(21年)、『DOLL』9号役(23年)など幅広い分野で活躍している。
■内藤好美
1994年生まれ、埼玉県出身。舞台『足長おじさん』(13年)、『奇々怪々』(13年)やバラエティ『いまドキッ!埼玉』(18~20年)、CM、PVなど幅広いジャンルで活動し、『ウルトラマンブレーザー』(23年)レギュラーに抜擢。極真空手黒帯二段のほか、アクション、日本舞踊、乗馬、書道、ダンスをこなす。趣味はトンファー、ヌンチャク。英語、北京語、韓国語もマスターしている。
■梶原颯
1994年生まれ。兵庫県出身。順天堂大学在学中より俳優の道を志し、舞台『劇団番町ボーイズ☆第3回本公演HOME~魔女とブリキの勇者たち~』(15年)、『ハイキュー!!“烏野、復活!”』(2016年)、テレビドラマ『今日から俺は!!』(18年)、映画『ぐらんぶる』(20年)などに出演。空手黒帯、柔道初段。優れた身体能力を活かしてスポーツバラエティ『究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦』(17年)、『SASUKE』(20年ほか)でも活躍を見せる。