萩原利久は“勘の良さ”持ちつつも「完全に天然」
――番組を始めて感じた、萩原さんの魅力を教えてください。
「こういうことをしてもらいたい」という制作サイドの意図を瞬時に汲み取ってくれる勘の良さを持っています。1月15日に放送した書き初めは、カンペも指示も出していないのですが、萩原さんが「前前前」と書いてくれて、小島さんのギャグをリスペクトしつつ、新年っぽい書だったので、とてもセンスを感じました。
――萩原さんは天然キャラと言われることもありますが、岡本Pから見ていかがですか。
完全に天然ではないでしょうか。素は飾ってないし、計算してないし、ただ普通にやっていることが面白くなる人。収録では、バラエティ番組ということで一つギアを上げていただいているとは思うんですけど、いつもバラエティ向きのポテンシャルを感じています。
毎回違うキャラクター演じ分ける繊細な芝居
――では、現在放送中の『めぐる未来』ですが、ドラマとして魅力に感じる点は。
今は、犯人探しにまつわるミステリの部分が一番気になっていますね。原作のあるドラマは、先に原作を読むか毎回とても悩むのですが、今回はサスペンスということもあって、とりあえずはドラマを見ようと。伏線のような箇所もたくさんあるけど全く展開が読めず、いち視聴者として楽しんでいます。
――萩原さんの俳優としての魅力はどんなところに感じますか。
緻密なお芝居をされているところです。最近は、感情を強く出さないような、あまり口数の多くない役が続いているのかなと思いますが、一見似たところのある設定の役でも全部違う役になっているので、すごく計算しているんだろうなと感じます。今回の未来くんも、キービジュアルが出た時点で、これまでの役とは全く違う人に見えました。ファンの方も、毎回違う萩原さんを見られて楽しいんじゃないかなと思います。
――今回演じている未来くんの魅力は。
第2話では、干支さん(大西礼芳)に「四の五の言わずに協力しろ」と告げて、「それが本性なんだ」と言われるシーンがありましたよね。悪い人になったように口調が変わっていて、ここ最近の役では見たことがなかったブラックな一面が見られて面白かったです。今後もまたああいった一面が見られるのか、後半になるにつれてどんどん感情を表に出すことになっていくのか、そこのお芝居をどう変えてくるのか楽しみですね。
『はぎわランド』も『めぐる未来』も両方見てほしい
――岡本Pは、他局の番組にもかかわらず『めぐる未来』の感想を書いたり、ドラマの看板の写真まで投稿していますが、怒られることはないのでしょうか(笑)。
あくまで個人アカウントなので、見たいものを見て、思ったことを会社に迷惑が掛からない程度に発信して、その責任は自分にあるというスタンスでやっています。ドラマの看板は、貼り替えられる前に見に行かなきゃと思っていたのですが、ちょうど渋谷に行くタイミングがあって、記念に撮影できて良かったです(笑)。
――ありがとうございます! では最後に、『はぎわランド』のアピールと、萩原さんのファンの方へメッセージをお願いします。
2月12日に放送して、CS版が2月24日に放送される最新エピソードでは、メロンパン好きを公言している萩原さんが、センスのいいメロンパン作りをしているのでぜひご覧ください。3月11日放送分は、2月28日が萩原さんの誕生日ということで、お祝い企画を予定しています。誕生日当日にはCSのフジテレビTWOで萩原さんの25歳の誕生日をお祝いするこれまでの回の一挙放送もありす。ぜひ『はぎわランド』も、『めぐる未来』も両方見ていただいて、萩原さんのギャップを楽しんでいただければ。『めぐる未来』は、僕も皆さんと同じようにいち視聴者として見続けるので、一緒に楽しみましょう!
1999年フジテレビジョンに入社。『萩原利久のwkwkはぎわランド』のほか、『NEWS小山のおしゃキャン! どう?』、『HYBE JAPAN TV』、『何するカトゥーン?』、『HELLOオニュ』、『キミは=LOVEを愛せるか!!!』、『INIミッドナイト』、『オールナイト声優フジ』、『超特急の撮れ高足りてますか?』、『Kiramuneカンパニー』、『JO1の星』などを手掛ける。
襷未来(萩原利久)の病気の秘密を知り、一人で日南小夜(香音)に立ち向かっためぐる(早見あかり)は、日南の殺意を取り除くことに成功する。しかしその後、日南は自ら命を絶ってしまう。何者かの存在をほのめかしていたという日南の話をめぐるから聞いた未来は、まだめぐるの命が狙われているのだと感じるのだった。“真犯人”に繋がるものを探すため、めぐると一緒に日南の家に行った未来だったが、突然胸が苦しくなってしまう。これは過去に戻るようになってから出てきた症状で、最近その周期が短くなっていた。病気のことを知るために、二人は未来の実家へ向かうことに――。そして、衝撃の事実を知ることに。