友達に手料理を振る舞ったり、両親の誕生日にフルコースを作ったりするほどの料理好きだけに、今回の作品を通して、「化学の知識でいろいろ勉強になるところがあると思います」と、自身の料理の幅が広がることにも期待。
また、「みんなが料理で当たり前にやってることが、実は化学で説明できるんです。“肉とネギを一緒に煮込むと、ネギのアリシンが肉のビタミンB1の吸収率を高める”というセリフがあるんですけど、日本人は昔からすき焼きにネギを入れてきたじゃないですか。お肉をお酒でフランベすると柔らかくなるけど、それも化学式で説明できる。だから、昔からの知恵みたいなものが、理にかなっているということが分かって、そういうところも面白いと思います」と予告した。
モットーは「楽しいことをたくさん探す」
新年一発目のドラマとなるが、2024年の抱負を聞くと、「毎日楽しく過ごしたいですね」と回答。
「2023年も毎日楽しく過ごしたんですけど、能動的に楽しむということを選択して、楽しいことをたくさん探すんです。同じ仕事でも、同じセリフでも、同じシーンでも、楽しんでやってる人と流しながらやってる人では、きっと10年後、もっと言えば1年後に全然違う景色が見られると思うんです。こういう取材もお話を楽しむということを考えているので、来年だけと言わず、今後もずっとそういうふうに仕事をしたいと思います」
●門脇麦
1992年、ニューヨーク生まれ、東京育ち。11年に女優デビューを果たし、14年に公開された映画『愛の渦』での果敢な演技により、多くの賞を獲得。16年、『二重生活』で映画単独初主演、『止められるか、俺たちを』(18年)で第61回ブルーリボン賞主演女優賞、『さよならくちびる』(19年)で第41回ヨコハマ映画祭主演女優賞を受賞した。近年は『麒麟がくる』(NHK)、『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ) 、『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ)、『ながたんと青と―いちかの料理帖―』(WOWOW)などのドラマ、『あのこは貴族』、『浅草キッド』、『ほつれる』などの映画に出演。21日スタートのドラマ『厨房のありす』で主演を務める。