アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也と、Snow Manの宮舘涼太がこのほど、フジテレビ系ドラマ『大奥』(18日スタート、毎週木曜22:00~)の取材に応じた。ドラマは初共演だが、プライベートでは仲良しの先輩後輩の2人だけあって、取材中は軽妙なやり取りで報道陣を笑わせた。
公家の娘・五十宮倫子(小芝風花)が、次期将軍である徳川家治と政略結婚をさせられたことで逃れられない運命に翻ろうされ、倫子の前にはさまざまな試練が立ちふさがる今作。亀梨は家治を、宮舘は家治とライバル関係にあり、倫子に対してもある思いを抱える松平定信を演じる。
初めての連ドラ「背中で感じたい」
――今回の共演が決まったときは、どんな気持ちでしたか?
亀梨:宮舘くんは連ドラが初めてというのが意外だったんですけど、僕自身は時代劇が初めてで、彼のほうが時代物では経験あるので、すごく心強いなと思うと同時に、楽しい京都の撮影の日々が始まるなと思いました。僕のホテルの部屋は教えないですけど。
宮舘:マネージャーさんに聞くという手はあります。
亀梨:でもうれしかったですね。楽しみだなと思いました。
宮舘:僕もまずうれしかったと同時に、先ほども亀梨くんがお話ししましたけど…
亀梨:「お話ししてくれました」ね。先輩だから(笑)
宮舘:お話ししてくれましたけど、連続ドラマが初めてなもので。亀梨くんは数多くの作品に出演されてますので、連続ドラマだからこその気をつけ方だったりとか、役柄的なことを、背中で感じながら、お話も聞きたいですね。
亀梨:毎日、“今日のテーマ”を背中に貼っとくわ。
宮舘:ミッションじゃないですか(笑)。まあ、こういう和気あいあいとした空気感の中、他のキャストさんともできればと思います。
亀梨:歌舞伎もやってるから、こっちこそいろいろ聞かせてもらいたんですよね。見得ってどう切るの? よ~っ!
宮舘:(※見得を切る)
亀梨:ああ~。ちょっといろいろ学びたいと思います。
宮舘:っていう感じです(笑)
GP帯連ドラ20作でも「何も成長してないなと」
――改めて、ドラマ初共演というのはいかがでしょうか?
宮舘:プライベートではお世話になってますけど、現場で会うと違いますよね。
亀梨:そうなんだよね。ずっと舞台でバックについてくれてたっていう関係なので、(付き合いは)長いんですけど、個々の仕事の現場では本当に初めてなので。そこでの立ち方っていうのはお互いそれぞれあると思うから、その辺は尊重しながら。彼も立派に今やられていて、僕もきっと学べることがたくさんあると思うので、今日帰ったらすぐ(今、宮舘が着ている)上下デニムのコーディネートを取り入れたいなと思います。
宮舘:早速イジってます(笑)
――宮舘さんは今回の共演で、亀梨さんからどんなものを得たいですか?
宮舘:やはり連続ドラマが初めてなので、映像でのお芝居の魅力とか、目力とか気持ちで表す画角の力っていうものを亀梨くんから学べたらなと思います。
――ドラマ共演というのは、念願でしたか?
宮舘:それはもう念願です。だって12歳の宮舘少年が、この人みたいになりたいと思ってこの事務所に居続けて、今隣で一緒に取材を受けているというのが、不思議な空間だなと。こういうことができるようになったのも、やっぱり亀梨くんの言葉や姿勢のおかげだったりするので、この現場でまたさらに学べるような関係になると思います。
亀梨:本当に僕自身も初めてのことだらけになると思うので、先輩としてどう立てるかっていうのは、なかなか難しい部分も正直あると思うんですよね。きっとお互い一緒に手探りで学んでやっていくこともあるし、そういった意味では近しい関係で言い合える同志的なところでいさせてもらえるのは、すごく心強いなと思います。
僕、これがGP帯連ドラ20作目で、長くやってるなあと思いますけど、何も成長してないなと思っていて。毎回入るたびに「連ドラできんのかな…」「3カ月以上で毎朝起きれるのかな…」って気持ちなんですよ。なおかつ今回京都だし、時代劇だし、ずっとカツラ付けるというのは『妖怪人間ベム』でもあったけど、「大丈夫かな」と毎回思うので。結構始まると大丈夫なんですけどね。
宮舘:たぶん、ここにいらっしゃる皆さんが大丈夫だと思ってますよ。
亀梨:やり始めるとね。でもその辺は、キャストの皆さんといいチームを作って、僕らの関係値によって『大奥』という作品における中で少しでもいい形で還元できるものがあるならいいなと思います。僕ら2人だけでやるだけのものではないので、上手くこの関係値が現場におけるプラス材料になれるようになればと思います。