さいたま市の清水勇人市長は、恒例となった手話ダンスでさいたま市の歌「希望(ゆめ)のまち」を披露。14回出場のベテランは、「毎回大変緊張しますが、子どもたちや市民の皆さんと一緒に、この舞台で手話や歌ができるのは楽しいです」と充実の表情を見せる。
美空ひばりの桶川市長をはじめ、他の自治体の首長たちが個性あふれるパフォーマンスを繰り広げるのに、「なかなか煽られているところです(笑)」と感じているが、「私はずっと手話で歌を一緒に歌うということでやってきたので、これはずっと踏襲していきたいと思います」と、独自路線を堅持していく方針だ。
満を持して“埼玉県人”ネクタイ「ここしかないだろう!」
大トリはもちろん、大野元裕埼玉県知事。Kiroro「未来へ」を選曲したのは、「ポストコロナの埼玉県を進めるためには、女性の力、そして経済を前に進めることが不可欠なので、女性の強さと愛、優しさが込められ、未来へ向かうというこの歌がふさわしいと考えました」と狙いを明かす。
埼玉県がフィーチャーされる映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』が公開中だが、「県をPRする上でとても効果が大きいと思っていますので、この機をしっかり捉えて、どうせディスられるなら目いっぱい利用させていただきたいと思います(笑)」と寛容でありながら、したたかな姿勢をうかがわせた。
そんな大野知事のネクタイは、濃紺地に金の“埼玉県人”という文字が入ったインパクト抜群のアイテム。「行田の足袋屋さんがお作りになったものを頂いたんです。どこかでつけようと思っても、なかなかそのロケーションがなかったのですが、“ここしかないだろう!”ということでとっておきました」と、満を持しての披露となっている。
『第32回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』出場者 ※【 】内は出場回数
1:東京ガス(株)埼玉支社・細田千恵支社長【2】/SEKAI NO OWARI「RPG」
2:上里町・山下博一町長【初】/赤い鳥「翼をください」
3:(株)埼玉りそな銀行・福岡聡社長【3】/菅田将暉「虹」
4:蓮田市・山口京子市長【初】/ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」
5:YKK AP(株)埼玉支社・水野彰二支社長【初】/高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」
6:草加市・山川百合子市長【初】/木村弓「いつも何度でも」
7:(株)サイサン・川本武彦社長【16】/矢沢永吉「止まらないHa~Ha」
8:埼玉県議会・立石泰広議長【初】/NAT KING COLE「L-O-V-E」
9:(株)コマーム・小松君恵会長【2】/「こころま~るく♪ちがうから☆ワクワク」※オリジナルソング
10:桶川市・小野克典市長【6】/美空ひばり「川の流れのように」
11:ケアハウス和みの里・山中和子理事長【16】/ピンキーとキラーズ「恋の季節」
12:川口市・奥ノ木信夫市長【8】/吉田拓郎「今日までそして明日から」
13:(株)馬車道・木村徳治名誉会長【17】/石原裕次郎「北の旅人」
14:さいたま市・清水勇人市長【14】/さいたま市の歌「希望(ゆめ)のまち」
15:(株)清水園・清水志摩子社長【32】/村上進「鏡の中のつばめ」
16:埼玉県・大野元裕知事【4】/Kiroro「未来へ」