――お尻品評会!?
撮影した写真をモニターに映し出して、スタイリストさんとメイクさんがチェックしてくれるんですけど、お尻のカットを撮影してるとき、「よっ! いいお尻だよ!」って掛け声が飛ぶんです(笑)。それで「あっ、お尻品評会の時間が始まった!」って言ったら、ボディビルの大会みたいに「キレイだよ」「輝いてる」って言葉を投げかけてくれて。
スタイリストさんとメイクさんは女性の方なんですけど、お二人がそうやって声をかけてくれたことで、モチベーションも上がって、素敵な1枚が出来上がりました。実は、このカットは、「お尻品評会もしてもらったので、どうしても入れてほしいです」とお願いして、入れていただいたんです。
――編集担当の方から聞いたのですが、最初はもっとお尻のアップのカットを多く掲載しようとしたとか。
そうなんです。これでも少なくしたくらい。私は顔よりもお尻がいいと思って、わがままを言って、お尻のカットをいっぱい入れていただきました。
――お尻は一番トレーニングの成果が目に見えやすいという話を聞いたことがあるのですが……
いひひ(吹き出して笑う)。確かに聞きます!
――やはりお尻のトレーニングを重点的に?
やってた時期もありました(笑)。
――それは一体いつなんですか(笑)。
えーっと、2作目と3作目の間(笑)。自然に出来上がったのかも。うふふ(笑)。あっ! このカットもぜひ入れてほしいとお願いしたんですけど、私、写真集で自分のお尻にほくろがあるって知ったんです。自分のお尻を見ることってないじゃないですか? 写真集を見て、「こんなところにほくろあるんだ!?」って。結構そういう気づきもあります。(改めてお尻カットを見ながら)いいですね。今まで気づけなかったところに新たなチャームポイントを見つけることができました。
――そこも注目ポイントですね! では最後に、写真集を楽しみにしている皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
1作目、2作目と違って、3作目はエッセイのページがなくて。これまでは写真集のカットから自分なりに妄想したエッセイを載せていたのですが、私の妄想について書かれた文章を読むと、写真集を見てくれた人もその妄想になっちゃうかなって。なので、今回はもう完全に皆さんに委ねたいなと思って、エッセイはなしにしてみました。自由に妄想していただきたいですね。
(C)KADOKAWA (C) SOMEDAY PHOTO/下田直樹
松井咲子
1990年12月10日生まれ。埼玉県出身。2008年、「AKB48 第四回研究生(7期生)オーディション」に合格。2010年、研究生から正規メンバーに昇格した。2015年5月、チームA「恋愛禁止条例」公演にて、AKB48から卒業することを発表。同年8月に、AKB48としての活動を終了した。2021年に「20代最後の妄想」をテーマにした1st写真集『咲子』(KADOKAWA)、翌年には「30代最初の妄想」をテーマに撮影した2nd写真集『delusion』(KADOKAWA)を発売。2023年12月5日、元ゾフィー・上田航平との結婚を発表。同年12月25日、3rd写真集『松井咲子 3rd写真集 妄想椿』(KADOKAWA)を発売。