――お父様からの言われた言葉で、活動していく上で大切にしていることがありましたら教えてください。

技術的なことはほとんど言われたことはありませんが、「人との関係を一番大事にしたほうがいい」ということは言われています。「最後に大事になってくるのは人間性だから」と。どの現場もたくさんの方たちが参加していますが、そこは大切にしていきたいと思います。

  • 中山翔貴

――お父様の姿から学ぶことも多いのかなと思いますが、いかがでしょうか?

ずっとにこやかなイメージだと思いますが、家でも変わらず優しいですし、いい人というか、人間性が出ているなと(笑)。人とのつながりや人間性を大切にしなさいと言う意味がわかるというか、それをちゃんと実践してきた人だなと感じます。街中でファンの方に会ったときの対応などを見ても、人を大切にしているなと感じますし、そういうところは憧れるというか、自分もそうならないといけないなと思っています。

――お母様の言葉で大切にしていることはありますか?

母からは「一度やると決めたことは辞めないように」ということだけずっと言われていて、なので野球も続けてきましたし、この仕事もやり続けるつもりです。

――継続する大切さは、野球をやって感じましたか?

感じています。続けないとわからなかったことがあるなと。大学野球はつらい思い出もありますが、レベルの高さや挫折を味わえたから今の自分がいると思うので、続けることはすごく大切だなと思います。

――『下剋上球児』出演に関して、ご両親の反応はありましたか?

「よかったね」と言ってもらって、大学時代に野球で活躍しているシーンを両親に見せてあげられなくて申し訳なかったなという思いがあり、この作品で大学まで野球をやった経験が活かせたので、作品として投げている姿を見てもらって少しでも恩返しになったらいいなと思っています。

  • 中山翔貴

■役で再び甲子園を目指す喜び実感 夢は始球式「140km出したい」

――『下剋上球児』出演はご自身にとってどんな経験になっていますか?

学園モノのような同世代の役者が多い作品というのが初めてで、高校時代に戻っている感じがしています。オーディションが長かったというのもありますが、とてもいいチームとして動けていて楽しいです。そして、役でまた甲子園を目指すことができ、役者のやりがいも改めて感じています。

――日曜劇場の凄みも感じていますか?

感じます。どのシーンも本物だと感じられるリアリティがあるなと。野球シーンも本気でやっていて、本当に嘘のない作品で、だからこそ見ている方にも臨場感が伝わるのではないかなと思います。

――野球に関する野望などありましたら教えてください。

始球式がやりたくて、それが夢です! 大きく言えば12球団全部でやりたいんですけど、巨人ファンなので一番やりたいのは東京ドームです。そして、始球式で140km出したいなと。芸能人だとおそらくティモンディの高岸(宏行)さん最速で、役者だと間宮祥太朗さんの139kmが最速だと思うので、役者最速の140kmを出したいなと思っています。

――プライベートな一面もご紹介したく、最近ハマっていることを教えてください。

最近、二郎ラーメンにめちゃくちゃハマっています! 二郎ラーメンを食べに行くのが休日の楽しみで、二郎を巡って大食いしています。もともとラーメンは好きでしたが、二郎に行ったらすごくおいしくてハマってしまい、いろんなところに行っています。

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■中山翔貴(なかやましょうき)
1999年3月18日生まれ、東京都出身。大学卒業後、俳優活動を開始。2022年、ドラマ『しろめし修行僧』(テレビ東京)でデビュー。主な出演作にドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(2022・MBS/TBS)、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(2023・テレビ朝日)、『ドラフトキング』(2023・WOWOW)、映画『沈黙の艦隊』(2023)、『うかうかと終焉』(2023)など。