――『それって!?実際どうなの課』で様々な検証を行ってきましたが、チャンさんにとってこの番組はどんな存在ですか?
僕は、初めて「あ、役に立ててよかったな」と体感できた番組ですね。お笑いって、ネタやって、それにレスポンスもらって、「あー、おもしろかった」「おもしろくなかった」だけなんです。この検証企画は当然スタッフさんが僕のことを面白くしてくれるんですけど、「これが役に立った」「これお試ししてます」「チョコレートやってます」とか言われたりするのがめちゃくちゃうれしくて。もう視聴者さんと一緒に共感し合いながら、みんなで楽しんでいくというのが、この番組だけだなと思っています。心から僕は楽しんでやってます。
芸能人の方とかも、声をかけてくれるのが明らかにこの番組で。だって、小池(百合子)都知事が僕にわざわざ声をかけてくれるんですよ。こんなことってないじゃないですか。小池都知事も、さだまさしさんも、みなさん見て「こんな結果になるんだ。人間の体ってすごいな。食材ってすごいな」と思ってくれるのが、めちゃくちゃうれしいです。
――やはり反響が大きいんですね。
この番組に関しては、本当に反響を頂きますね。テレビの力っていうのを感じられる。地方に行くと「どうなの課、見てます」っていう声ばっかりですね。視力に関しても、年配の方が話をしてくださって、「私も視力回復やるようにしています」という声を本当に聞くんですよ。これは本当にみんなが年を取っていくにつれて大切な課題なんだと感じているので、今回の検証は本当に見てほしいです。可能性が開けるので。
――SNSでも多くの視聴者が反応を見せています。
僕に関して言うと、食べて満腹になって、ということで、「かわいそう」というふうにつぶやいてくださっている方がいらっしゃるんですけれど、「全く心配すな!」と思いますね。僕はそもそも食べるのが好きやし、太っても別にどうでもいいと思っている人間だから検証している。だから、かわいそうというよりは、「こんなふうになんねや~」って、ちゃんと検証に乗っかってほしいなと思いますね。全然心配しなくて大丈夫です。楽しんでもらえたらなと思いますね。
――『どうなの課』での挑戦が始まってから、他の仕事への影響はありますか?
『どうなの課』では、“検証のため”に出されたものをいっぱい食べて、満腹になり、体がどうなのかなということをやってるんですけど、他の番組での食べ歩きとかで、台本が送られてくる段階で、「ハンバーグ定食(完食)」とか書いてあるんですよ。それをもう、1日4軒くらい回るんですね。だから、僕のことを大食いだと思ってるんだな、と。僕は検証のためにやってるだけなので、そういう勘違いをさせたのは『どうなの課』じゃないかな(笑)。僕はあくまで検証のために食べてるんです。
■森川葵の挑戦とくくられたら申し訳ない
――『どうなの課』では森川葵さんも様々な挑戦に臨む姿が反響を呼んでいますが、チャンさんからご覧になっていかがですか?
(恥ずかしそうに笑いながら)もう別コーナーで、同じ番組でやらせてもらっているのが申し訳ないです。あちらはチャレンジ、僕は検証。人間の可能性ってこんなことあるのかな、って言っても僕の場合は胃袋。森川さんは、森川さんという人を楽しむ。あのチャレンジすごいわ、ということを楽しむものなので、一緒のくくりにしたら申し訳ないです。
――とは言え、共感を覚える部分はありますか?
全然ないです! 困難のレベルが違います。だって僕、メガネ外しただけですもん。地平線を見ようとするのと(スポーツスタッキングで)世界に挑むは、ちょっとレベルが違うなぁと思います。