中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『それって!?実際どうなの課』(毎週水曜23:59~)で、数々の体を張った長期間の検証に挑んできたチャンカワイ(Wエンジン)。28日(19:00~)に放送されるゴールデン2時間SPでは、アフリカ・ナミビア共和国でサン族とともに5日間過ごし、「アフリカの大地で遠くを見続けたら、視力は回復するのか」を検証している。
その挑戦し続ける姿に心配の声も寄せられるが、「楽しんでもらえたらなと思いますね」と言うチャン。そんな彼に検証企画への思いや、今回の視力回復ロケの感想などを聞いた――。
■医学界としてもとんでもない研究結果なんじゃないか
――ナミビアでのロケを振り返って、いかがでしたか?
視力回復の検証は、バードウォッチングで限界だと思ってたんですよ。動いているものを追いかけてというのもそうですし、山中湖もめちゃくちゃ広かったですし。このフィールドで回復って、もう目の可能性としては完璧やと思っていたんですけれど、まさかアフリカの大地で地平線を見てたらここまで…とちょっと感動ですね。
視力回復ということを目的とするならば、ナミビアはもう最強スポットですね。水平線の中で形・姿を見つけ出す、答えがあるところにグーッと視力を寄せていくというのには絶好の場所であり、そこで動物たちが動いてくれたりすると、なおさら答えに向けて見ようとする力が働いて。楽しかったですね。
――これまでは日本での挑戦でしたが、その点での違いはいかがですか?
日本では山が近かったし、答えも標識で。それでも答えを見ようと思って頑張ったのですが、ナミビアのことを考えたら、あれって距離感近かったんだなと思って。もっともっと山の向こう側まで行くのが地平線なので、地平線と手前の草と、(交互に)その距離感をとらえようとするのが目にいいんだな、ということがはっきりと実証された。医学界としてもとんでもない研究結果なんじゃないかなと思いますよ。
――サン族の方々との交流はいかがでしたか?
僕たちが本当にただ遠くをジーッと見るだけということで、何も起こらないだろうなって言ったら、向こうの方でゾウたちがじゃれてるとか、時々ヌーの群れが通ると1匹だけ遅れてるとかいうのをサン族の人たちが見て、めちゃくちゃ笑ってるんですよ。めっちゃウケてるんですけど、我々は誰も共感できないっていう。それが見えてる人たちの世界の視野の広さ、情報量のすごさで、急いでカメラでズームしても追いつけないんですよ。だから、これはサン族だけが楽しめている世界なんだなと思いましたね。
――5日間一緒に生活して驚いたこと、感動したことはありましたか?
サン族の人たちは、小さいことでもめちゃくちゃ喜びあって、生活を楽しみ合っているんですよ。ひとつの喜びに対して100%、なんなら200%で喜び合う。だから、僕が「見えた~!」って言ったときもむちゃくちゃ喜んでくれて。僕の着ているこの(視力マーク入りの)Tシャツも「欲しい~!」って言ったり。この喜び合うということが、感情的にも“見える”というために良いということだったので、高揚感って大切なんだなと思いました。「どうせ見えないよ、メガネかけなきゃ」とか「年齢的にもダメだな」というのは、どんどん見えなくするという方向に行くんだということを痛感しました。
■目の回復の可能性は、もっと見つめていきたい
――今後また「視力が上がるのか?」企画をやるとして、「こういうところでやってみたい」という希望や「ここだったら楽しく過ごせるかも」と思う場所などはありますか?
もう地平線やってもうたから、宇宙しか余ってない(笑)。けど、星を見るとどうかとか、距離感的な部分ではまだまだ可能性はあると思いますし、環境的にも、乾燥地帯と雨が降っているときのバランスというのも今回第5弾までやって完全に実証されたので。ほかにも、室内と外で違うとか、今回やってみて本当はまだまだ言いたいことがてんこ盛りやったんです。だから、そうした室内バージョンとか、夜バージョンとか、目の回復の可能性というのは、今後もっともっと見つめていきたいなとは思いましたね。
――改めて、今回の挑戦の見どころは、どんなところでしょうか?
遠くのものを見るっていうことが回復につながる、ということに超特化させて、それをやった人間はどうなるのか。そういう意味での検証は、人類の超末端にいるんじゃないかな、と自信を持って言えますね。この検証が本当に広まってくれて、お医者さんたちも医学界も食らいついてもらえたら、また文明が進化していくんじゃないかなと思います。医療につながってほしいなと心から思ってます。