モジュールを組み替え可能なフルタワー

IN WINの「ModFree」は、複数のモジュールを組み合わせて自由にカスタマイズできるというフルタワーケースだ。PCパーツを格納するモジュールは3タイプが用意されており、工具無しで連結が可能だという。製品は、基本仕様の「Base Edition」と、拡張仕様の「Deluxe Edition」があり、価格はそれぞれ26,500円前後と38,500円前後。

  • IN WINの「ModFree」。右が「Base Edition」で左が「Deluxe Edition」だ

モジュールには、マザーボードを格納するコア部分の「Mod-I」、電源やストレージを格納する「Mod-II」、グラフィックスカードやラジエータなどを格納する「Mod-III」がある。Base Editionは、Mod-IとMod-IIが1つずつという構成。Deluxe Editionはそれに加え、Mod-IIIが2つ付属している。

  • Base Editionの構成。Mod-Iの下にMod-IIを置くスタンダードなスタイルだ

  • こちらはDeluxe Edition。Mod-IIIがトップとフロントに追加されている

Mod-Iは、好みに応じて、倒立配置も可能。モジュールはガチャっと簡単に連結できるので、カスタマイズ性の高さと取り扱いの容易さを両立したユニークな製品だと言えるだろう。なお、両Editionには、14cmのRGBファン「Jupiter AJ140」が付属する。

斜めファンを搭載したピラーレスケース

NZXTの「H6 Flow」は、フロントファンが斜めに配置されたミドルタワーケースだ。フロントと左サイドは、強化ガラスパネルを採用。流行のピラーレス構造になっており、この斜めファンによって、内部の見えやすさと強力なエアフローを実現している。カラーはブラックとホワイト。価格は、RGBモデルが22,000円前後、通常モデルが17,500円前後だ。

  • NZXTの「H6 Flow RGB」。デュアルチャンバー構造で、見た目もスッキリ

  • フロントファンは、右側の角に配置。斜めのエアフローで強力に冷却する

またこのケースは、デュアルチャンバー構造も採用。ストレージや電源を裏側に隠すことで、スッキリした外観と、優れた冷却性能を実現している。ファンは、右前面に12cmを3つ標準搭載するほか、ボトム側に14cmを2つ追加し、グラフィックスカードの冷却を強化することもできる。

エレガントで高機能なMini-ITXケース

RAIJINTEKの「Pan Slim」は、ディスプレイスタンド型のMini-ITXケースだ。電源はSFXに対応。Mini-ITXケースとしてはサイズが大きめなものの、最長34cmのグラフィックスカードや、24cmの簡易水冷に対応しており、ハイエンドのシステムが構築可能だ。オリオスペックに入荷したのはホワイトモデルで、価格は39,799円。

  • RAIJINTEKの「Pan Slim」。ケースはアルミ製で、外観は高級感がある

  • 本体のサイズは、629(W)×354(D)×174(H)mm。ストレージの拡張性も高い

Intelチップ搭載の2.5GbE増設カード

玄人志向の「GBE2.5i-PCIE」は、IntelのLANコントローラ「I225-V」を搭載した2.5GbE増設カードだ。同チップはB3ステッピング品とのことで、安定性がより高くなっているという。製品にはロープロファイルのブラケットが付属しており、スリムPCでの利用にも適している。パソコン工房での価格は4,980円。

  • 玄人志向の「GBE2.5i-PCIE」。IntelチップのLANカードは同社初だという