そして、初フォトエッセイ発売について「“うれしい”が大きいです」と満面の笑みを見せる。

「写真集や文章だけの本を出させてもらったり、いろんな経験を今までもさせてもらいましたが、そのどれとも違う達成感というか、自分で文章を書かせてもらったというのも含めて達成感がありました。また、アイドルを卒業してからいろんなお仕事もやらせてもらったからこその変化も詰まっていて、詰まっているものが濃くてそこがすごくお気に入りです」

  • 須田亜香里

これまでも書く仕事はしているものの、今回改めて「書くことは苦手だなと思いました」と苦笑い。

「10年ぐらい書くお仕事はずっとさせてもらってきましたが、何年やっても慣れなくて。今回もできることならインタビュー形式がいいなと思っていたんです。自分で書くと自分で制限してしまうので、相手に調理してもらったほうが包み隠さず表現できるかなと。しかも、自分で書くと面白い文になっているのかもわからないので不安で、 何回も『インタビューにしませんか?』って交渉しました(笑)」

■読みやすい文章を意識「そこは成長しているのかな」

結局、自身で執筆し、自分の言葉で今の思いをつづった須田。書く仕事を続けてきて成長を感じていることを尋ねると、「読みやすいと褒めてもらうことが多いので、そこは成長しているのかなと思います」と答えた。

「こういう風に書いたほうがわかりやすいかなという心がけは増えているかもしれません。点を打つ数や、接続詞の使い方など、読みづらさを感じないかというのは意識しています。難しい言葉を使えないからというのもありますが、読みやすい文章にはなっているのかなと思います」

今後も執筆のオファーがあったら、苦手意識はありつつも「やらせていただく気がします」とのこと。「断れないタイプで、お願いしてもらうとうれしいが勝って、やっているうちに『向いてないな』と感じてもなんとか根性でやってしまうので」と笑顔で話していた。

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■須田亜香里
1991年10月31日生まれ、愛知県出身。2009年11月1日にSKE48の3期生オーディションに合格し加入。SKE48チームEリーダーを務めた。2016年・2017年の選抜総選挙では2年連続「神7」に選ばれ、2018年には2位の座を獲得。握手会での神対応が話題で「握手会の女王」とも呼ばれた。2022年11月1日にSKE48を卒業。現在はタレントとして活躍し、バラエティ・情報番組、ラジオなど幅広く活動している。