ゴリエとして心がけていることを尋ねると、「ゴリエになったら常にゴリエでいること」と回答。「カメラが回っているときだけゴリエでいてはいけない。この格好になったらみんな『ゴリエちゃんだ!』という顔をするので、ゴリエのスイッチをオフにはできない。みんなの思い出の1ページになっているんだから」とプロ魂を感じさせる。

また、「ゴリエを見てくれていた人には懐かしいと思ってもらいたいし、ゴリエを知らなかった若い子たちにも新たに好きになってもらいたいから、言動をより楽しく笑ってもらえるように、頭をフル回転させて頑張っています」とのこと。

  • ゴリエ

以前の活躍を知らない若い世代もYouTubeやTikTokなどで過去の映像を見て知ってくれているそうで、「今の若い子がゴリエを知るツールがいっぱいあるんだ」と実感したという。

そして、「全力で一生懸命頑張ること」の大切さを改めて感じたとしみじみ語る。

「過去の産物だけど今でも通用するんだなと感じるので、当時サボらなくてよかったなと。過去を適当にやっていたら今の人たちを感動させることもできなかったと思うし、手を抜かず頑張ったら永遠に幸せは続くんだというのをゴリエから教えてもらった気がします」

ファンからさまざまな手紙も寄せられるそうで、より頑張ろうという気持ちになったという。

「以前は、有名になりたいといった自分の欲で頑張っていたけど、『娘が不登校だったけど、ゴリエちゃんを見て学校に行くって言い出しました』『嫌なことがあって落ち込んでいたけど、また頑張ろうって思いました』といった手紙をもらい、つらい思いをしている人たちの力になって背中を押してあげられるんだと思ったら、こんなにやりがいある仕事はないなと。だから全力で頑張れる」

■ゴリエのハッピーパワーの源は「みんなの愛」

ゴリエの魅力については「ハッピーパワーがすごい」と言い、ゴリ自身もゴリエからパワーをもらっているという。

「ゴリエはいつもハッピーなので、そのハッピーな空気感……たくさん笑って幸せな時間だったねというのを皆さんに与えたい。どんな困難があっても明るく立ち向かっていく生き方がいいよねという風に勇気を与えられたらと思っています」

そんなゴリエのハッピーパワーは、みんなからの愛によって常にフル充電されている。

「ゴリエは1人で頑張っているんじゃなくて、いろんな人がゴリエを愛して、ゴリエを輝かせようとしてくれる。メイクさんも小道具さんも作家さんもディレクターさんも、みんながゴリエを輝かせようとしてくれて、愛が充満しすぎている。ゴリエはみんなの愛で動いているの!」

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■2日に1回必ず自宅で全力ダンス

1カ月の猛特訓によって見た目やキレを取り戻したものの、体力の衰えは感じている。

「1回踊ると吸っても吸っても酸素が足りなくて(笑)。腰や肩も痛くなったり。最近はそれを表に出すようにしているの。昔は笑顔のまましゃべり続けていたけど、もう無理するのはやめて自然体でいようかなって」

また、久々に振りを覚え直して「物覚えが悪くなった」と実感。忘れないように2日に1回、家で全力で踊っているそうだ。

「1カ月かけてやっと体に教え込んだので、また急に踊ってくださいと言われる可能性もあるし、1年以上、2日に1回必ず踊っています。『Pecori Night』『Mickey』『若いってすばらしい』を最初から最後まで。そうしないと忘れてしまうし、キレもなくなるから。健康にもなるからいいなと思って」

現在51歳。衰えは感じつつも、「年を重ねるのは敵じゃない。味です! 成熟していくんです」とにっこり。「ゴリエも15年前とは違う熟した魅力が絶対にある。言動の重みも以前とは違います」と今ならではの魅力をアピールした。