改めて本作が自身にとってどんな経験になったか尋ねると、「この作品はアクションが盛りだくさんだったので、今後さらにアクション作品などいろんなものに挑戦してみたいという気持ちになりました」とアクションへの意欲が増したようだ。

続けて、「本作を通して、体力的にも精神的にも鍛えられました」と自身の変化に言及。

「撮休の日も、合宿みたいにずっとトレーニングしていて、初めての経験でした。常に限界を更新してくような感じでハードでしたが、体力的にも精神的にも鍛えられ、すごくいい経験に。やらないといけない環境になると、ここまで自分を追い込めるんだなということも感じました」

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そして、限界突破に挑んだ本作での経験は、今後の活動にも「絶対生きると思います」と確かな手ごたえを感じている。

「精神力もすごく強くなったので、どの仕事にも生きてくると思います。また、海外の方とのお仕事は、言語の壁がある分、コミュニケーションを丁寧に密に取っていくのですが、日本の作品でもこういう風にしないといけないよなと、忘れていた大事なことを思い出させてもらい、そこはこれからも大切にしていきたいと思いました」

■芸能活動20年目「ブレないものが明確に」 モットーも語る

演じた橘蘭とは芯の強さが重なるように感じたが、三吉自身も「なかなか諦めないところとか、そういうところは共通しているのかなと思います」と語る。

そして、芯の強さは「徐々に培っていった気がします」と言い、「もうこの仕事20年目なので、だいぶ古くなってきたなと。それだけいろんな方と接してきたので、いろんな視点を教えてもらいましたし、『これはいいな』『これは自分には合わないな』という判断もできるように。ブレないものがどんどん明確になっていっている気がします」

ブレずに大切にしているモットーを尋ねると、「自分の好奇心を大事にすること」と回答。

「表に立つお仕事をさせていただいていますが、仕事のために生きてるわけではなく、生きるために仕事をしていて、しかも自分が興味あるものを選んで、それをエンタメとして届けていきたいという気持ちがすごくあります。なので、自分の好奇心を大事に生きている気がします」

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■海外での仕事に意欲! アクションも「また機会があればやりたい」

もともとモデルとして活躍し、近年では主演を任されるほど女優としても存在感が増しているが、モデル業も女優業もとてもやりがいがあるという。

「どちらも楽しいです。どっちかにしたいとか、肩書きは重要視していなくて、作品との出会いや、クリエイティブチームとの出会いなどで判断しているので、それこそアクションはまた機会があればいろんなチームでやってみたいなと思います」

モデルとしての経験が女優業にも生きているか聞いてみると、「肝が据わっているのかなと思います。ランウェイなど、人前に出ることがすごく多いので」と答えた。

そして今後について、「いろんな人たちといろんなものづくりものづくりをしていくのがすごく楽しいので、自分の好奇心に従っていろんなことに挑戦していけたら」と述べ、「今回の作品は世界配信されるので、その反響も楽しみながら、海外のお仕事にもどんどんつなげていけたらいいなと思っています。最近は海外にフォーカスを当てていたので、やっとそれが少しずつ実になりうれしいです」と海外の仕事に意欲。

最後に「もしかしたら『最近テレビに出ないな』と思うタイミングがあるかもしれませんが、いろいろなことをやって自分の人生を充実させているんだなと思ってもらえたらうれしいです」とファンにメッセージを送った。

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■三吉彩花
1996年6月18日生まれ、埼玉県出身。2008~2010年に『ニコ☆プチ』の専属モデル、2010~2017年に『Seventeen』の専属モデルを務め、その後もさまざまな雑誌やイベントでモデルとして活躍。女優としてもさまざまな作品に出演し、近年は映画『ダンスウィズミー』(2019)、『犬鳴村』『Daughters』『十二単衣を着た悪魔』(2020)、ドラマ『言霊荘』(2021)、Netflix『今際の国のアリス』シリーズ(2020・2022)、舞台『The PROM』(2021)などに出演。Amazon Original映画『ナックルガール』が11月2日よりプライム会員向けに世界独占配信される。