――なかなか決勝に届かず、『キングオブコント』から離れようと考えたことはありましたか?
児玉:いつかはやめなきゃなとは思っていましたが、話し合うまではいかなかったです。もうそろそろやめなきゃなとは思っていたんですけど……。
赤羽:そうなんだ! 今、初耳でびっくりしました。
児玉:3年前ぐらいから、もしかしたらいけるかも思えたので、そこからは頑張りました。
――その手応えはどう芽生えてきたのでしょうか。
児玉:ネタがウケたというか、自分たちが面白いと思えるネタが通じたので、そこを突き詰めようと思いました。
赤羽:以前はウケるネタをやっていたんですけど、それだとあまりよくなくて、自分たちが好きなネタを選ぶようになってからウケるようになりました。
――準決勝を終わった瞬間の手応えはいかがでしたか?
児玉:1日目が終わったときは、スベりはしなかったですけどそれほどではなかったのでちょっと不安はありましたが、まだ死んでないぞと。2日目終わったときは、もしかしたらあるのかなと思いました。
赤羽:確かに初日は自信満々にはいかなかったですが、2日目は手応えがありました。でも僕らは最後のブロックのほうですぐ発表だったので、あまり噛みしめる間もなかったです。
――赤羽さんは40キロ痩せられましたが、体系の変化によってネタに変化はありますか?
赤羽:ボケもツッコミもやるんですけど、ツッコミはよくなった気がします。太っている人がツッコむとちょっと説得力がないので。僕がボケのネタは笑い減ったなと思っているんですけど、ツッコミとしてはよかったと思います。
児玉:医者から「このままだと死ぬよ」と言われていたので、本当によかったです。頑張ってくれて。
■ダウンタウンにネタを見てもらえるのは「うれしい」
――初の決勝への意気込みをお願いします。
児玉:もう出たくないので絶対に優勝を。一発優勝が一番いいなと。ライスとかシソンヌとか周りにいるので、絶対一発優勝したいです。
赤羽:同じくですね。優勝してライスがグリーン車になるまで7年かかったんですけど、僕らは優勝したらすぐグリーンに乗ってライスにマウント取りたいです(笑)
――初の決勝ですが、楽しみにしていることを教えてください。
児玉:子供のときからダウンタウンさんをずっと見ていたので、ダウンタウンさんに見てもらえるというのは、緊張もめっちゃありますけど、うれしいですね。
赤羽:アバン(冒頭で流れる映像)を撮ったんですけど、あれが見たいです。去年めちゃくちゃかっこよくて、あれに自分たちが出られるというのは……。
児玉:「もうちょっと覇気出してください」ってめちゃくちゃダメ出しされましたけどね。やっているつもりだったんですけど(笑)
――優勝後はどういう風になっていきたいですか?
児玉:もう40歳越えているので、お互い好きなことをやりたいなとも思っています。
赤羽:ライスとしずると僕らで、メトロンズというお芝居のユニットもやっていて、優勝したら『キングオブコント』のチャンピオンが3組中2組いるユニットに。しずるもファイナリスト常連なので。
児玉:メトロンズは力を入れているので、そこも大きくしたいですね。
赤羽:今までしずるとライスにおんぶに抱っこという感じだったので、優勝して恩返ししたいです。
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