――決勝での目標と、その先のコンビとして思い描いている未来をお聞かせください。

塚本:7年ぶり4回目の出場で、さすがにここから重ねていくのはよろしくないと思うので、優勝させてもらえたらと思って臨みたいです。

溜口:ちゃんと「優勝」と言えるような環境になってきたかなという感じはします。

塚本:そして、ライブでは自由にやらせてもらっているので、またライブでお客さんに見てもらえる機会が増えればいいなと思います。

――劇場が軸なわけですね。

溜口:劇場が軸で僕らは生活させてもらっているので。それをロケとかに生かせたら。

――ロケなどテレビ出演の願望も?

2人:もちろん(笑)

溜口:目標は大きく、『ラヴィット!』から呼んでいただいて頑張れたら。バラエティも出たい!(笑)

塚本:呼んでいただけるなら!

■過去3回とは異なりどっしり「現実的に優勝いけるかもと」

――『キングオブコント』に関して、以前とは違う手応えを感じられているようですが、やはり過去3回とは自信が違いますか?

溜口:そうですね。以前は、これ当たったらいいなというネタばかりでしたが、今はどっしり、大丈夫なんじゃないかなと。運命に左右されることはできるだけないようになってきた感じがします。

塚本:過去3回は背伸びして「優勝します」と言っていましたが、今回に関しては、現実的に優勝いけるかもという感じです。

溜口:自分たちも優勝していいのかもしれないと思えるようになってきました。

――やはり劇場でのウケが変わって、自信につながってきたのでしょうか。

溜口:そうですね。笑い声の感じが違うかなと。どのお客さんにもちゃんと伝わるようになってきたかなという感じがしています。

――決勝進出を決めたほかの9組で、意識している組は?

溜口:僕はニッポンの社長の大ファンなので、意識しちゃいますね。準決勝の初日の袖で辻くんに挨拶したら、「耳心地いい-1グランプリ」のネタをすごく褒めてくれて、ネタ前、緊張していたんですけど、それでやる気が出てテンション上がって、めちゃくちゃコンディションよくネタができました。そんな大好きな人に会えて、戦えて、もし勝てるってなったら昇天しちゃいますね。本当に好きなので、好きな人と一戦交えて勝てたら、自分の人生華やかになるなと思います。

塚本:僕はサルゴリラさん。児玉(智洋)さんとユニットコントライブでご一緒して、この人はなんて面白い人だとずっと思っていました。強烈に強い人だと思っていて、一緒の舞台に立つというのはしびれます。

溜口:勝てっこないよという部分がみんな一個ずつあるからどうしようと。軽々しく「優勝狙います」とは言えないから、体重を乗っけて言うしかないですね。

  • 『キングオブコント2023』ファイナリスト10組

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