――富園力也さん演じる錆丸とのかけあいが「ボケとツッコミ」の漫才的だとうかがっています。どちらがボケでどちらがツッコミか、分担ははっきりしていますか。
錆丸がボケ的な発言をして、蓮華がツッコむというシーンがありますね。蓮華はツッコミ役で間違いないでしょう。普段の私はどちらかというと、ボケるほうです。役を離れたら錆丸のほうに寄っていると思います（笑）。
――錬金アカデミーに集うキャストのみなさんとの空気感について教えてください。
みんな人見知りせずに、すぐ仲良しになれました。高校生のグループを、年上の熊木（陸斗/ミナト役）さんが見守っている感じで、楽しくやっています。ドラマの現場というよりは、普通に学校へ通っているような感覚で撮影しています。
――錬金アカデミーのユニフォームを初めて身に着けたとき、どんなお気持ちでしたか。
想像していた衣装とかなり印象が異なっていて、魔法使いになったような素敵な気分でした（笑）。宝太郎やりんねの先輩であるためか、衣装の色合いが異なっているんです。
――劇中で蓮華は錬金術を用いて、何かを生み出したりするのでしょうか。
まだ明かせませんが、錬金術で関西にまつわる、ある物を作るシーンがあります。オリジナリティがあって面白いなと台本を読みながら思っていました。
――蓮華はまた「お金が好きなのかもしれない」といった、浪花の商人（あきんど）的な性格も付加されているそうですね。
もともと関西出身なもので、キャラ的には特に色を付けなくてもいいかなと思っていたのですが、田崎竜太監督からは「もっと関西色を強めて」と言われ、日々頑張っています。最近ではたこ焼きの被り物を着けて、コテコテな関西ノリで出てきたことがありました（笑）。
――特撮ヒーロー作品に参加してみて、初めて体験したことなどはありますか。
セットの作りが本格的で、美術さんの仕事のすばらしさに感動しました。錬金術で何かを生み出すシーンでは、現場では特に具体的なものが見えずとも、合成やCGカットを駆使していかにも特殊な場所にいるような映像に仕上がったりして、想像が広がります。
――いよいよ放送スタートする『仮面ライダーガッチャード』。安倍さんから視聴者の方々へ、蓮華のこういうところに注目してほしいというポイントはどこでしょうか。また、安倍さんがこの作品で将来的に「やってみたいこと」があれば教えてください。
関西弁を使う役ならではの、独特な存在感を打ち出していけたらいいなと思います。そして蓮華と錆丸、宝太郎、りんねたちとの関係性がどのように変化するかにもご注目ください。今後やってみたいことは……。ありきたりかもしれませんけど、将来的には「変身」がしたいかな？ どうぞよろしくお願いいたします！
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