フジテレビ系ドラマ『ばらかもん』(毎週水曜22:00~)。孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(杉野遥亮)が、五島列島で出会った島民たちとの交流を通じ、書道家として、人間としても成長していくハートフルコメディだが、この中で五島列島の分校に通う村一番の元気少女・琴石なるを演じているのが、子役の宮崎莉里沙(7)だ。

自由奔放でいたずら好きな性格や、「◯◯だぞ!」の語尾で、視聴者から「かわいい」「癒やされる」と評判の声が続出する彼女にインタビューすると、慣れない取材に緊張しながら、撮影現場の様子や、大人顔負けの演技への向上心、そして意外すぎる将来の夢など、たっぷりと話してくれた――。

  • 『ばらかもん』に出演する宮崎莉里沙

    『ばらかもん』に出演する宮崎莉里沙

■みんなの後押しがあった海に飛び込むシーン

――これまで撮影したシーンで、思い出に残っているのはどの場面ですか?

海のシーンです。先生(杉野)と一緒に飛び込むところが楽しかった。海で、バシャバシャして遊んだりしました。

――飛び込むシーンは頑張りましたよね。

最初は飛び込めなかったけど、みんなが「絶対飛び込める」って言ってくれたから、飛び込めました。あと、貝殻屋さんのシーンも、暑い中がんばりました。

――撮影で勉強になったことはありますか?

悲しくやったほうがいいのか、元気にやったほうがいいのか分からなくて、監督さんに聞いたら、「そこは元気なほうがいいよ」とか「悲しいほうがいいよ」とか教えてくれます。先生も「ここはこうしたほうがいいんじゃない?」って一緒に監督さんに聞いてくれます。

――台本はいつもどうやって覚えているのですか?

夜寝る前に覚えてます。

――お母さんと練習するのですか?

はいっ。

――今まで出たドラマの中でも、セリフは多いと思いますか?

思います。でも、セリフをいっぱいしゃべれるので、大変だけど楽しいです。

――撮影中にセリフを忘れちゃったことはありますか?

あります。あるけど、「次にがんばる」って思えば、次に失敗しない。

――忘れちゃったときに、周りのキャストの方に助けてもらうことはありますか?

あります。セリフを間違えても、「次は絶対できるよ」って言ってくれます。美和姉(山村美和役・豊嶋花)とか、タマ姉(新井珠子役・近藤華)とか、ヒロ兄(木戸浩志役・綱啓永)とか、いろんな人が言ってくれます。

  • (C)フジテレビ

■撮影現場は「全部楽しい」

――皆さんのことは役名で呼んでるんですね。撮影現場で流行っている遊びはありますか?

あります。えみさん(半田えみ役・長野里美)が教えてくれたゲームが流行ってます。手拍子して、「♪リズムに合わせて」って言ってやるやつ。

――「リズム4」みたいなゲームですね。誰が一番強いですか?

やっぱりえみさんが教えてくれたから一番強くて、わたしは2番目ぐらい。2番目に教えてくれたから、2番目に上手い(笑)

――撮影現場で楽しみにしていることは何ですか?

全部楽しい。撮影すること自体が楽しいです。

――自分だけ早く終わるシーンとかだと「帰りたくない」と言って、寂しくなっちゃうそうですね。いろんな人とお芝居したり、お話しするのが楽しいですか?

はいっ!

――撮影現場が大好きということですが、キャストの皆さんの好きなところを、それぞれ教えてください。

先生の好きなところは優しくて、ちゃんと注意してくれるところです。「ちゃんとやろう」って思えます。うまくできたときは「今日頑張ったじゃん、なる」って褒めてくれるので、うれしいです。

ヒロ兄は、優しくていっつも遊んでくれる。優しいお兄ちゃんみたいな人です。美和姉とタマ姉は優しくて、本物のお姉ちゃんみたい。何でもしてくれるし、注意もしてくれる。

――莉里沙ちゃんは、きょうだいはいるのですか?

妹がいます。だから、お姉ちゃんとかお兄ちゃんがいるのはうらやましい。私より小さい人が『ばらかもん』にはいないから、一番下って思える。