■太郎の姿勢を称賛「素晴らしい」
今回、新入社員が自身の進退について、LINEで指導担当の先輩に告げるなど、コミュニケーションにおける世代間ギャップも浮き彫りになったが、指原は「私の場合は、相手に合わせたいので、LINEのほうが好きそうだったらLINEでやり取りをします」と柔軟な対応ぶり。
さらに、「送られてきた文章の、倍の勢いの文章量で返信しますけど(笑)」と冗談めかしつつ、「後から、『これは言った、あれは言ってない』とぐちゃぐちゃっとなってしまうこともあるので、文字に残したほうがいいのかなって」と、文章でコミュニケーションを取るメリットも感じているようだ。
下の世代に適応を求めるのではなく、自らが彼女たちに合わせて変化する。太郎も入社4年目の若手社員たちとの食事の席をもうけ、若者の心をリサーチする場面も映像にあった。指原の姿勢と通ずるところがあるが、「私は30歳で、まだギリギリその変化に応じられていると思うんですけど、太郎さんは大先輩なのに、SNS時代の若い子たちに合わせようとしている姿がすごく印象的でした。そうやって若い子たちに合わせられる人も少ないと思うので、先輩に対して恐れ多いのですが、素晴らしいなと感じました」と敬意を表した。
■エンターテインメントは汗をかかなければならない
師匠と呼べる存在をズバリ挙げるなら。この質問に対し、指原は「人生で出会った人の中で最も影響を与えてくれた人」と表現し、秋元康氏の名前を挙げた。
「秋元さんの言葉で最近よく思い出すものがあるんです。それは、『エンターテインメントは汗をかかなければならない』ということ。最初に言われたのはもう10年以上前なんですけど、最近まで忘れてたんです。たぶん、私が汗をかいてなかったので(笑)。でも、アイドルたちが努力している姿を見たり、今回のように誰かの頑張りに触れたりしたときに思い出すようになって」
「太郎さんも『自分が感動してないと、お客さんに感動伝わらないでしょ』というお話をされていましたが……先日、若槻(千夏)さんと一緒に(いとう)あさこさんの単独ライブを見にいったんですけど、あさこさんがめちゃくちゃ汗をかいてて、すごいなって感動したんです。そのあさこさんの姿を見たときにも、秋元さんの言葉を思い出して、私も汗をかかなきゃなと思いました」
(C)フジテレビ
指原莉乃
1992年11月21日生まれ。大分県出身。2007年10月にAKB48第5期研究生オーディションに合格し、2008年3月1日に劇場デビュー。同年10月発売の10thシングル「大声ダイヤモンド」で初選抜入りを果たした。2012年6月にHKT48に移籍後、2013年の第5回総選挙で第1位となり、32ndシングル「恋するフォーチュンクッキー」で初センターを務める。2015~2017年の総選挙で前人未踏の3連覇を達成。2019年4月に11年間のアイドル人生に幕を閉じた。現在はさまざまなバラエティ番組で活躍するほか、=LOVE(イコールラブ)をはじめとするアイドルグループのプロデュースも手掛けている。