寿恵子役の浜辺については「浜辺さんとのシーンが撮影2日目だったので緊張していたし、お互いに人みしりなので、ちょっとモジモジしてしまい、そんなに話しかけたりはできなかったです。浜辺さんはすごくドシッとされていて、いるだけで安心感があったので、助けられたなと思います」と感謝する。

その後、2人が女子トークに花を咲かせるシーンでは、田邊教授の話題に。聡子の思う教授のおちゃめな素顔や、のろけ話が飛び出すと、寿恵子は大興奮し「教授、お幸せですね」と満面の笑みを見せるというやりとりには、視聴者もほっこりさせられたはず。

中田は同シーンを振り返って「田邊教授はすごく怖いイメージの人だと思っていたのですが、聡子の台詞にもあるように、かわいらしい一面が垣間見られます。聡子にとっても、教授のそういう部分が好きなのかなと思ったので、あのシーンはまるで女子高生のような気持ちで演じていました」と語る。

夫役の要潤については「要さんとは初めてお会いしましたが、第一印象は身長が大きいなとすごくびっくりしました。そこで話をすることはなかったのですが、要さんが撮影の合間にお菓子を食べてらっしゃるのを見て、聡子が田邊教授をかわいいと思うのはこういうところなのかなと思いながら過ごしていました」と語る。

今後の聡子としての見どころについては「聡子は登場してから少しずつ成長していくキャラクターでもあるので、聡子の成長を見守ってほしいというのと、変わっていく田邊教授と万太郎の関係性や、変わらない寿恵子さんと聡子の関係性とか、そういうところにも注目していただきたいです」とアピールした。

女優としての目標に「朝ドラのヒロイン」を掲げるが、その夢への思いを尋ねると「いつかできればいいなとは思います」と語る。また、夢を叶えるための秘訣について聞くと「挨拶とかもそうですが、初心をずっと忘れないことかなと思っています」と地に足がついたコメントが返ってきた。

今後、聡子としても、女優・中田青渚としても、『らんまん』でどんな成長をしていくのか、楽しみに見ていきたい。

■中田青渚(なかた・せいな)
2000年1月6日生まれ、兵庫県出身。2014年、「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」にてグランプリを受賞。主なドラマ出演作は、『セトウツミ』(17)、『中学聖日記』(18)、『善人長屋』(22)、『しょうもない僕らの恋愛論』(23)、『だが、情熱はある』(23)など。主な映画出演作は『3月のライオン 後編』(17)、『ミスミソウ』(18)、『見えない目撃者』(19)、『もみの家』(20)、『君が世界のはじまり』(20)、『街の上で』(21)など。

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