――改めて今回のコンサートはご自身にとってどんな経験になったかお聞かせください。
確実に私の人生において歴史に残る1日だったなと思います。長年の夢を叶えていただいた1日で、いまだにふわふわ余韻に浸っていて、ぴあアリーナで見たあの光景は忘れられません。本当に貴重な経験をさせていただきました。
――グループにも還元できるなと感じていることはありますか?
世界的にも有名な「MTV Unplugged」に出演させていただいたので、少しでも多くの方に日向坂46という名前を広めることでグループに還元できたらいいなと思っています。
――2016年からアイドルとして活動してきて、音楽に対する思いなど変化はありますか?
グループ活動をしてく中で、MTVさんのライブや「THE FIRST TAKE」など、ソロで歌う機会を多くいただき、そのたびに歌で頑張っていきたいという思いが強くなっています。もっとレッスンを重ねて、多くの方の胸に刺さるような歌唱力を身につけることができるようになりたいです。
――今回、長年の夢であった有観客ソロコンサートが実現しましたが、次に叶えたい夢はありますか?
「MTV Unplugged」がこれからの始まりになればいいなと思っています。今回、1万人の皆さんの前で歌を届けられたことは夢のような時間で、心から楽しかったので、これからももっと多くの方に歌を届けたいと思いますし、皆さんの心に響くように歌いたいと思っているので、また有観客でのソロコンサートを行えるように歌唱力を磨いていきたいです。
――歌に対する思いがどんどん強くなっているようですが、7年活動してきてほかにもご自身の中で何か変化がありましたらお聞かせください。
歌に関しては、今までよりも心を込めて歌えるようになってきたなと感じています。歌詞をしっかり理解して自分の中に落とし込み、その主人公になったかのような歌い方をするようになったのは、昔とは変わってきたところだと思います。
――変わるきっかけがあったのでしょうか。
日向坂46の冠番組で私が中島みゆきさんの「時代」を歌ったときに、メンバーが泣いてくれて、うれしすぎて私も泣いてしまいました。そのときに、人の心に響くような歌い方ができたらいいなと強く思いました。
――ソロで歌唱する機会があると、齊藤さんの歌声の魅力がしっかり届きますよね。
ありがたいことに最近はソロで歌わせていただける機会が増えました。そのきっかけは本当にMTVさんのライブで、そこから歌のお仕事が広がっていったので、MTVさんには感謝してもしきれないです。