番組には、北海道に住む祐介さんの両親・兄家族、台湾に住む心さんの家族・親戚も登場。彼らの存在が、この国際結婚カップルの大きな支えになっていることを感じた。
「そばにいなくても電話などで家族を近くに感じているおふたりだったので、その力はものすごく大きかったと思います。しかも、祐介さんのお兄さんにも台湾人の奥様がいて、そこからの意見を聞くことができているので、1つの考え方に偏りすぎず、支えてもらいながら成長している感じがすごく見えました。家族ってやっぱり大事だなと思いましたし、近くに感じていたい存在だなとすごく思いました」
翻って、自身の決断においても家族の存在は大きかったと振り返る。
「19歳のときに上京したのですが、何も先が見えていないところで1人で生活していけるのか、もう本当に不安でしかなかったところで、親に背中を押してもらえたのは、ものすごく大きかったです。それがなかったら、なかなか踏み出せなかったと思います」
■念願の『ザ・ノンフィクション』ナレーション「感動しちゃいました」
今回がドキュメンタリー番組のナレーション初挑戦で、『ザ・ノンフィクション』は特に念願だったそう。「昔から声のお仕事をやりたいと思っていたのですが、『ザ・ノンフィクション』はずっと見ていた番組でもあるので、映像を見て“語り 岡崎紗絵”って出たときに、ちょっと感動しちゃいました(笑)。不慣れでご迷惑をかけてしまいましたが、楽しく、うれしい気持ちでいっぱいでした」と満面の笑みで語る。
そんな『ザ・ノンフィクション』の魅力を聞くと、「なかなか知り得ない世界が知れますよね。人それぞれにいろんな人生があって、いろんな道があって、その決断の瞬間が見られるというのはすごく貴重だと思いますし、自分の人生に置き換えて、自分がどうだったかを振り返る機会にもなれるし、考えられるので、ドキュメンタリーが好きなんです」と力説。
その上で、「こうやって夢をかなえさせていただいてありがとうございます。祐介さんと心さんのストーリーに少しでも寄り添えたらと思って挑んだので、(ナレーションの声にも)ほんのちょっとだけ耳を傾けて、見ていただきたいです」と呼びかけた。
●岡崎紗絵
1995年11月2日生まれ。愛知県出身。12年に女性ファッション雑誌『Seventeen』でグランプリを受賞し、専属モデルとしてデビュー。現在は女性ファッション雑誌『Ray』専属モデルなどで活躍。15年から女優としても本格的に活動を開始し、最近ではドラマ『パーフェクトワールド』『教場II』『ナイトドクター』『ドクターホワイト』『オールドルーキー』など話題作に出演。『花嫁未満エスケープ』では主演を務める。映画では『mellow』『シノノメ色の週末』などに出演。最近ではドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』にレギュラー出演し、今年秋には映画『緑のざわめき -Saga Saga-』の公開が控える。女優とモデルの活躍が多岐にわたる。