女優の岡崎紗絵が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)のナレーション収録に臨んだ。担当したのは、18日に放送される『僕とあなたのあしたは… 海を越えた結婚の行方』。台湾人の妻と結婚した男性の決断を追った作品だ。

国際結婚ならではの問題に直面するカップルを見て、「ものすごく難しいと思いました」と感想を語る岡崎。2人の様子から改めて感じた、パートナーとの理想的な関係性とは――。

  • 『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当する岡崎紗絵

    『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当する岡崎紗絵

■台湾で子育てしたい妻と、異国の生活に不安な夫

今回登場するのは、映像制作の仕事をする祐介さん(34)と、写真館でメイクの仕事をしている詠心(えいしん)さん(愛称・心さん、32)夫妻。30代を迎え、「このまま日本で夫婦2人っきりで暮らしていくのか」と不安を抱えていた心さんが出した答えは、「子どもが欲しい。子どもを育てるなら、家族のいる故郷の台湾に帰りたい」というものだったが、祐介さんは子どもを望まず、異国での生活に不安を覚えていた。

岡崎は、どちらの思いも理解したという。

「女性として子どもを産んで、この先どう生活していくかという不安は誰しも持っていると思うんです。家族が近くにいてサポートしてもらいたいと台湾に帰るという選択肢は、出てくることだと思いました。ただ、異国で暮らすというのは、心さんも同じ状況ではあるんですけど、いざ祐介さんの立場になったら、言葉の壁もありますし、文化も違いますし、すぐには決断できないものですよね。ものすごく難しい問題だなと思いました」

  • 夫婦で話し合う心さん(左)と祐介さん (C)フジテレビ

一方で、体を鍛えて肉体美を競うフィジーク大会に黙ってエントリーするなど、“報連相”を怠る祐介さんに対する心さんの怒りは「もう大共感です!(笑) 許せる部分とそうじゃない部分があると思うのですが、生活に関わる部分は特に、ちゃんと相談してほしいところだと思います」と同情。

自身の将来の結婚生活では、「“報連相”はやっぱり大事ですよね。小さなことでも、日頃からどういうことがあったとか、お互いが話し合える関係でありたいと思います」と理想を語る。

また、夕食前の風呂上がりに毎日体を見せにきて、筋肉の近況を報告する祐介さんに対し、「あ、そう。じゃあもう食べていい?」と適当にあしらう心さんのやり取りは、まるでコントのよう。その姿から、岡崎は「(祐介さんが)かわいらしくもあり、1つのことにハマったら真っ直ぐそこに向かっていく一生懸命さが伝わってきました。それが、心さんがちゃんと付いてこられるレベルのものであれば、いいなと思うんですけど…」と願った。